賃貸で犬3匹を多頭飼い!共働きで犬中心の生活を送る秘訣とは?
このページの目次
犬が3頭に増えても大変さを感じない
犬が1頭いるだけでも楽しいのに、2頭、3頭と増えたら?毎日が賑やかでもっと幸せになること間違いなしだ。とはいえ犬は散歩が必要だから、賃貸物件だから、仕事が忙しいから……と叶えられないと思い込んでいる人も少なくないだろう。
そんなハードルをあっさりとクリアして、3頭の愛犬と仲良く暮らしているのがゆておさんとさいさんだ。「普段の生活で大変さを感じない」とにこやかに話す二人に、犬の多頭暮らしの秘訣を聞いてみた。
プロフィール
名前:ゆておさん&さいさん
職業:会社員
居住形態:二人暮らし+3頭
Twitter:@yutesai
Instagram:@yutesai
YouTube:ゆてさい
ブログ:ゆてさいブログ
犬にかかる月々の費用:4,000円
ルームデータ
所在地:東京都
家賃:約90,000円
間取り:1K+ロフト(約25㎡)
築年数:12年
犬プロフィール
名前:ふく
性別:オス
年齢:1歳6カ月
犬種:パグ
性格:明るい
名前:こま
性別:メス
年齢:1歳3カ月
犬種:狆とシー・ズーのMIX
性格:繊細
名前:ナンシー
性別:メス
年齢:1歳4カ月
犬種:パグ
性格:おとぼけ
朝は5時に起きて散歩!犬のために生活リズムを変える
ゆておさんとさいさんと暮らす愛犬たちは、“ふく”と“こま”と“ナンシー”。3頭との多頭暮らしで最も変わったのは、生活リズムだという。
「前は朝7時に起きて寝るのも夜中でしたが、今は朝5時に起きて支度をしてからみんなで散歩に出かけています。夜は日付が変わる前に寝ちゃう(笑)。完全に朝方になりました。僕の仕事がフレックスタイム制なので、犬たちの留守番の時間が短くなるように出勤や帰宅の時間を調整できるのもよかったですね」(ゆておさん)
「二人で犬たちの世話と家事を分担できるから3頭でも意外と楽でした。シャンプーは体力を使うのでちょっと大変だけど、1〜2カ月に1回ですからね」(さいさん)
お部屋探しサイトで1K・2階以上を条件に探した
多頭暮らしを始めるきっかけは、ゆておさんが「いつか大好きなパグを飼いたい」と思っていたこと。お付き合いしているさいさんと暮らして2年が過ぎた頃、本格的に検討を始めた。
「まずはペット可物件を探すところからです。二人の仕事場から近い地域で、家賃をちょっと抑えめにしたいと思いました」(ゆておさん)
「私は1K以上の間取りが希望でした。最初のお部屋はキッチンとリビングが分かれていないワンルームで、料理のにおいが部屋の中にこもるのが気になっていたんです。あと1階は虫が入ってくるから2階以上がいいなぁと」(さいさん)
お部屋探しサイトで条件を満たすペット可賃貸物件を発見。立地や広さのわりに家賃が安いことも決め手になった。
憧れのパグを迎えてからあっという間に3頭に!
新居での生活が落ち着いた頃、ゆておさんは社会人になって5年目に入った。仕事にもすっかり慣れた頃で、念願の犬を迎えるのにタイミングもぴったり。さいさんもいつか動物を飼ってみたいと思っていたので、ゆておさんがパグを迎えるのに大賛成。
「ブリーダーさんのところへ見学に行ったら、生後3カ月の子犬が1頭だけいたんです。目ヂカラというか顔ヂカラがすごくて、めっちゃかわいいと思いました!ブリーダーさんに世話の方法を聞いて、1週間後に“ふく”を渡してもらいました」(ゆておさん)
二人と1頭での楽しい新生活が始まったが、留守番をしているふくが寂しくないように、2カ月後には狆とシー・ズーのMIXの“こま”を迎えた。
「保護犬の里親になることも考えましたが、犬初心者には難しいと思ってやめたんです。でも保護犬が気になってときどき里親募集サイトを見ていたら、右眼神経麻痺のパグの“ナンシー”の情報を見つけて……」(ゆておさん)
さいさんは3頭目を迎えるのが心配だったが、「私のひざで寝ている姿を見て、迎えようと思いました」とにっこり。
失敗を経てたどり着いた、犬中心の理想のお部屋
最初は犬たちを慣れさせるためにサークルでそれぞれの居場所を分け、ときどき出して一緒に遊ばせていたが、サークルから出したときに犬たちがうれしくてずっとはしゃいでいる状態に。サークルを撤去して部屋で自由に過ごせる環境を作ったところ、自然と仲良くなっていったそう。
「部屋が広くなって僕たちも快適です」とゆておさんは笑う。
犬に必要なグッズや模様替えの費用は約8万円
人も犬も快適に過ごせるようにさまざまなグッズを活用している。散歩グッズやキャリーリュック、床材などを合わせて3頭分を約8万円でそろえたそう。
¥1,176/サンコー(三つ葉)
¥15,390/富士通
¥2,180/ベビー寝具専門店 undoudou
犬の個性に合わせた工夫で多頭暮らしを楽しめる
思いがけず3頭との多頭暮らしを始めたが、さいさんは「賑やかで楽しいです」と笑顔を浮かべる。1頭から2頭に増えるときは心配だったが、2頭が3頭になっても大して変わらないという。
「犬たちのいろいろな姿を見られるのが楽しいですね。個性に合わせてちゃんと面倒を見られれば、多頭暮らしは楽しいことばかりです。でも二人暮らしの場合、移動を考えたら3頭までにしたほうがいいかな」とゆておさん。
最後に、ゆておさんとさいさんが教えてくれた「犬と暮らすポイント」をまとめよう。
「犬と賃貸暮らし」を送るポイント
・ペット可物件に引越してからゆっくり犬を探す
・犬のために自分たちの生活リズムを変える
・犬中心に安全で快適な部屋づくりを心がける
ゆておさんは愛犬を迎えてから日々を振り返られるようにSNSを始め、暮らしの出来事や部屋づくりの試行錯誤の記録を残している。記事の冒頭で紹介しいるので、ペット可賃貸物件で多頭暮らしを検討している人はぜひ参考にしてほしい。
※本記事の内容は2020年1月24日時点の情報です
文=金子志織
写真=佐藤正之
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