大事なものだけを選んで暮らす。整理収納アドバイザー聞いた二人暮らしのDIY&片付けのコツ
収納の仕方はバラバラでOK。二人暮らしの片付けのコツ
マキソメさんの彼は、もともとモノが多いタイプ。この部屋に引っ越す際、マキソメさんが段ボール箱10箱ほどだったのに対し、彼はなんと30箱ほどだったそう。
「引越してすぐのときには、『これは本当に大切なもの?』とひとつひとつ確認していくことで、かなりモノの数を減らしました(笑)」とマキソメさん。
ある意味正反対の彼だが、どう折り合いをつけているのだろうか。
「整理整頓については、ある程度割り切っています。気になることがあれば『一緒に整理しない?』と声をかけますが、勝手に整理するようなことはしないですね」(マキソメさん)
また二人暮らしでの生活では、自分と彼で収納の仕方を統一しないことを心がけているそう。
同棲したばかりの頃は、彼に服や靴下をきちんと畳んでもらおうとしたというマキソメさん。しかし、畳み方を教えてもなかなかうまくいかず……。話し合いの末、自分の分は自分の畳み方、彼は彼の畳み方でOKと割り切ったことで、お互いストレスなく暮らせるようになったそうだ。
同棲を始める前は、ミニマリストを実践していたマキソメさん。同棲を始めてモノは増えたが、ストレスはないという。
「一人暮らしのときに比べれば、モノが多い状態ではありますが、どうでもいいものや不要なものは置いていません。増えたのは生活の質を上げるモノや趣味に関するモノだけです。量より質を重視しているので、満足しています」(マキソメさん)
整理収納アドバイザーとして活躍するマキソメさん。整理整頓のメリットは「物の場所がすぐにわかる」だけではないという。
「『収納しない=物が全て出ている状態』と考えると、モノが自然と視界に入ってきますよね。すると、脳が無意識のうちに全てのモノを認識しようとして注意散漫になったり、疲れたりしてしまうんです。そこで、適度にモノを隠してあげることで、普段目に入るものが少なくなり、気楽に過ごせるようになると思っています」(マキソメさん)
収納のコツについても聞いてみた。
「まずは、持ち物の数を見直すことが大切です。散らかって見えるのは、あまり思い入れがないモノが多くあるからなんです。もし本当に大切なものが同じ数だけあっても、そんなに散らかっては見えないはず。だから、ひとつひとつのモノに対して愛着が湧くように、大事なものだけを選ぶようにするといいと思います」(マキソメさん)
自分好みの収納アイテムが手に入るのが魅力。こだわりのDIY
一人暮らしのときにはミニマリストだったため、挑戦する機会がなかったDIY。二人暮らしをするようになって初めて取り入れるようになったそう。
「DIYの方が、販売されているものを探すよりも早く、かつ安く理想のものができるんです。愛着も湧いて、長く使いたくなりますよね」(マキソメさん)
キッチンにある食器棚も、「調味料を使いやすくしたい」と思ったのをきっかけにDIYで自作したもの。2,000円ほどの材料費と、2時間ほどの作業時間で完成したという。
つっぱり棒ならぬ「つっぱり壁」も、DIYだ。狭くて少し使いづらい洗面台のかわりに、身だしなみコーナーとして作ったという。
「このおかけで、彼と洗面所を使いたいタイミングが被っても困らなくなりました」(マキソメさん)
南向きの窓から光が差し込むので日当たりがよいスペースにあるつっぱり壁。身支度の時間が楽しくなりそうだ。
ちなみに、つっぱり壁の横にあるダイソンの掃除機は見せる収納。100円ショップで買ってきたアイテムに付属品を引っ掛けておくことで、すっきり見せつつ使いやすく工夫されていた。
シンプルな暮らしは、モノを減らすことから!
マキソメさんによれば、整理整頓の第一歩は、愛着が湧くモノだけを選ぶようにしてモノの数を減らすこと。
モノが多くなりがちな二人暮らしを始める際には、ぜひパートナーと一緒に習慣として取り入れてみては?
文=市川茜
写真=編集部
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