同棲にかかる初期費用の目安は?節約術もご紹介!

公開日:2019年1月21日

同棲にかかる初期費用を知って、二人の新しい生活に備えよう

カップルが同棲を始める際は色々な準備が必要だ。物件探しはもちろんのこと、引越しや家具の購入など、やるべきことは多岐にわたる。準備の計画を立てるためにも、同棲にかかる費用は知っておいた方がよいだろう。

今回は同棲の初期費用がそれぞれどれくらい必要かを紹介していく。費用を抑えるポイントも一緒にお伝えしていくので、ぜひ参考にしてほしい。

初期費用の内訳を知って同棲の計画を立てよう!
初期費用の内訳を知って同棲の計画を立てよう!

同棲の初期費用の中でも多くを占める「賃貸契約にかかる費用」

まずは、同棲を始める際に必要な以下の初期費用を見てみよう。

敷金家賃1ヵ月分
礼金家賃1ヵ月分
家賃先払い家賃1ヵ月分+日割り分
仲介手数料家賃半月分~1ヵ月分
火災保険料約2万円
保証会社利用料家賃の30~100%
鍵の交換費用約1万5千円
敷金家賃1ヵ月分
礼金家賃1ヵ月分
家賃先払い家賃1ヵ月分+日割り分
仲介手数料家賃半月分~1ヵ月分
火災保険料約2万円
保証会社利用料家賃の30~100%
鍵の交換費用約1万5千円

※費用は物件によって異なる

このように、同棲時の初期費用を用意する際に、費用の多くを占めるのが賃貸契約にかかるお金だ。一般的に賃貸の契約時に必要な金額の目安は家賃の5~6ヵ月分と言われている。仮に家賃が6万円だとするならば30万~36万円ほどになると考えておけばよい。

では、それぞれの費用が具体的にどのようなものなのか、一つずつみていこう。

同棲の初期費用①敷金

敷金とは、借りた物件の修繕費用や、家賃滞納時の補填に使われるお金だ。また、退去時の原状回復の際にハウスクリーニングなどで使われることもあり、それらを差し引いても金額が残った場合は、退去時に差額分が返ってくる。

ちなみに敷金がゼロの物件の場合、退去時の修繕費やハウスクリーニング代をそのまま請求されることになるので注意が必要だ。

同棲の初期費用②礼金

礼金は大家さんへのお礼として払うお金であり、敷金とは違い返金されることはない。

同棲の初期費用③家賃先払い

入居にあたり、当月分の日割り家賃と、翌月分の家賃を先に支払っておくことが多い。

同棲の初期費用④仲介手数料

仲介手数料は物件を紹介してもらった不動産会社に対して払うお金だ。目安としては家賃の1ヵ月分と考えておくとよいが、不動産会社によっては家賃の半月分など、金額が異なる場合もある。

同棲の初期費用⑤火災保険料

火災保険は2年契約である場合が多い。保険料は1~2万円程度である。

同棲の初期費用⑥保証会社利用料

保証会社とは、借主が家賃の滞納などを行った際に借主に代わって家賃を立て替える会社のことだ。連帯保証人がいれば利用しなくて済む場合もあるが、最近は保証会社の利用が必須なケースもある。

同棲の初期費用⑦鍵の交換費用

前の借主が使用していた鍵を新しいものに交換してもらうための費用。防犯性の高い鍵に交換する場合は、その分の交換費用が高くなる。

同棲の初期費用を考える際に忘れがちな退去費用を押さえておこう

カップルの両方が実家暮らしの場合は考えなくてもよいが、どちらか一方、あるいは両方が一人暮らしの場合、前に住んでいた物件の退去費用も必要になる。物件を引き払う際に発生する費用は、主に修繕費とハウスクリーニング代、不要となる家具の処分費用などだ。

退去時の修繕費とハウスクリーニング代は敷金から差し引かれるようになっており、敷金の金額内に収まれば追加の費用は発生しない。

家具などの粗大ごみを処分する費用は、処分する品目、処分の依頼先などで金額が異なる。費用を安く抑えたい場合は、これまで使っていた家具や家電を新居でも引き続き使い続けるとよいだろう。

どうしても処分しなければいけない場合は、回収業者よりも自治体に依頼した方が金額を抑えられることが多い。ただし、回収を依頼するためには前もって予約が必要。また手続きなどの手間もかかってしまうため、金額や退去日までの日数を見ながらどちらを利用するか検討しよう。

元々住んでいた物件の退去費用についても忘れず見積もっておこう
元々住んでいた物件の退去費用についても忘れず見積もっておこう

初期費用を抑えるコツ

同棲の初期費用を抑えるコツ①なるべく繁忙期を避けて引越しする

引越し費用の目安は5~10万円程。ただし、引越し先までの距離、荷物の量、引越しの時期などによって金額には幅がある。引越し先が近い場合や荷物が少ない場合は安くなりやすく、引越し先が遠い場合や荷物が多い場合は当然費用も高くなる。

また、引越しハイシーズンとなる3月前後は料金が上がる場合が多いため、可能なら繁忙期を外した方が賢明だ。もし引越し業者を使うのであれば、いくつかの業者の料金を比べ、安いところに依頼するとよい。

さらに費用を抑えたい場合は、レンタカーを借りるなどして自分達で引越し作業をする手もある。その場合はレンタカー代くらいしか費用がかからないため、安く済ませることができてお得だ。ただし、友人に手伝ってもらう場合にはきちんとお礼をすることを忘れずに。

繁忙期を外せば引越し料金は割安に
繁忙期を外せば引越し料金は割安に

同棲の初期費用を抑えるコツ②家具・家電は中古品の活用がおすすめ

次に、同棲を始める際に必要となる家具・家電の費用についてまとめて紹介する。以下の一覧表を見てほしい。

寝具約3万円(ダブルベッド1台+マットレス一式)
ダイニングテーブル・イス約1万円
カーテン約5千円
冷蔵庫約3万円
洗濯機約3万円
電子レンジ約1万円
炊飯器約5千円
掃除機約1万円
テレビ約3万円
合計約16万円
寝具約3万円(ダブルベッド1台+マットレス一式)
ダイニングテーブル・イス約1万円
カーテン約5千円
冷蔵庫約3万円
洗濯機約3万円
電子レンジ約1万円
炊飯器約5千円
掃除機約1万円
テレビ約3万円
合計約16万円

上記は生活するために最低限揃えておきたい家具・家電であるが、人によってはソファが欲しい場合もあれば、キャビネットや本棚が必要な場合もあるだろう。初めに全てを揃えたくなるかもしれないが、引越しの前後は経済的に余裕がないケースも多いため、すぐに使うもの以外はあとから買い足せばよい。

また、これらを新品で揃えると同棲の初期費用が跳ね上がってしまうが、一人暮らし時代にもともと使っていた家具・家電を持ち込んだり、リサイクルショップで中古品を買ったりすれば、その分の費用を抑えることができる。

同棲の初期費用を抑えるコツ③生活用品は100均などをフル活用

調理器具や洗面用具、掃除用品をはじめとする生活用品は、もともと使っていたものをそのまま持ち込めば問題ない。購入する必要があるものは、ほとんどの場合ドラッグストアや100円均一ショップで揃えることが可能だ。

全て新品で揃えようとすると高額になってしまうため、なるべく買うものを減らして費用の節約につなげよう。

日用品に掛かる費用も忘れずに
日用品に掛かる費用も忘れずに

同棲の初期費用は工夫次第で節約できる

同棲初期費用にどれくらいの金額が必要か紹介したが、ご覧いただいた通り工夫次第では節約も可能だ。自分は何にどれくらいの予算が必要なのかを一度洗い出してみよう。

同棲の初期費用において大半を占めるのは賃貸契約費用であることが多いため、賃貸契約費用から確認しておくとスムーズかもしれない。賃貸契約費用は物件を決めなければ計算できないので、まずは物件探しを進めるとよいだろう。

文=市川剛史(株式会社YOSCA)

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

リンクをコピー
関連記事関連記事