子供がのびのび過ごせる賃貸物件とは?ファミリーの部屋探しのポイントを解説!

公開日:2018年10月31日

子供にとっての「良い物件」って何だろう?

リラックスする親子
新居でも子供にリラックスして過ごしてほしい!

子供がいる家庭が新しい物件を探すときには意識しておきたいポイントがある。それは子供が精神的にリラックスできる環境を用意してあげることだ。意外に思うかもしれないが、子供は新しい物件に引越すと緊張状態になったり、前の家を恋しがることも少なくない。

では子供が新しい物件でリラックスして過ごすには、どのようなことに注意する必要があるのだろうか?今回は子供がのびのび過ごせる物件探しのポイントを解説する。

子供がリラックスして過ごせる物件【周辺環境編】

子供がリラックスして過ごせる物件を探すときは「周辺環境」と「室内空間」の2点に配慮する必要がある。まずは子供にとって生活しやすい周辺環境の特徴をご紹介してみよう。

【POINT1】子供が多く暮らしている

手を繋ぐ子供たち
同世代の子供と仲良くなれたら、新しい環境にすぐ馴染めそう!

近所に同世代の子供たちが多く住む物件は、我が子も毎日の生活が楽しくなりやすい。ご近所に仲が良い友達が住んでいればなおさらのことだし、仮に学校などで面識がなくても、家が近いということで新しい友人関係を築ける可能性が高まる。

またご近所に子供が多いということはそれだけ子育てに適した環境ともいえるので、物件探しを行なうご両親も安心できる。

子供特有の足音、大声などの騒音問題も「お互いさま」という意識が強いため、極端に神経質になる必要もないのが大きなメリットだ。子供を通じて親同士の交流も深められる可能性が大きい。事前に住人に住み心地や周辺環境の特徴などを聞いてみるのもよいだろう。

【POINT2】2階ではなく1階

アパート
子供がいるなら、できるだけ1階の物件を選ぼう

子供がいる家庭はどうしても足音、大声、泣き声などが発生する。この子供特有の音は場合によっては騒音問題に発展するのが大きなデメリットだ。特にマンションやアパートといった集合住宅は上下階の騒音トラブル事例が多く上がっている。

このようなケースに陥った場合、多くの親は子供に対して「静かにしなさい!」「大きな音を出さないで!」と叱るだろう。しかし、このような行為は好奇心旺盛な子供に「家はつまらない」という気持ちを植えつけてしまう可能性もある。

また2階以上の物件の場合は、バルコニーからの転落などの危険もある。このような理由から子供がいる家庭は、1階の物件を選んだほうが周囲に気を使うことなくのびのびと過ごせるだろう。

ちなみに近年は騒音問題に発展しにくい物件探しとして、戸建物件(賃貸)を求める家庭も少なくない。

【POINT3】子供が安全に遊ぶことができる施設がある

公園で手を繋ぐ親子
大きな公園が近くにあるのも◎

幼稚園や保育園に行く前の子供はパパ、ママと一緒に公園に遊びに出かける機会が多い。また小学校ぐらいの子供も学校終わりの遊び場として公園を活用する。

自宅から近い場所に子供が遊べる施設があると、子供も「引越ししてよかった」という気持ちになりやすいだろう。

また公園以外にも商業施設や図書館があると、自然と「○○行こうよ!」という会話が生まれやすく、家族の仲が深まりやすい。

ただし、注意点としては樹木が豊かな公園などは周囲からの見通しが悪く、変質者が現れやすいという可能性もある。周辺環境の施設を重点に置いて物件探しを行うときは、安全性も重視するようにしよう。

子供がリラックスして過ごせる物件【室内編】

続いては家族がプライベートの時間を過ごす室内環境のポイントを解説。

【POINT1】リビングやキッチンが広い

広いリビング
リビングが広いと、子供たちの心に余裕が生まれそう

リビングが広い物件は好奇心旺盛で遊び盛りの子供にとっては、のびのびという言葉がぴったり当てはまるほど生活しやすい環境だ。

実際にリビングが狭い物件に住んでいた家庭などは「赤ちゃんがハイハイするスペースすらない」「おもちゃを出すと足の踏み場すらなくなる」という経験をよくする。

これでは子供も大人も「のびのび」という感情は湧きにくいだろう。また狭いリビングは子供の怪我のリスクも高まる。多少おもちゃを散らかしても気にならないような広めのリビングを意識しておこう。リビングが広ければ、一角に子供専用スペースも用意することが可能となる。

またキッチンはリビング全体が見渡せる対面式のカウンターキッチンがおすすめ。リビングに背を向けるタイプのキッチンは小さな子供がいる場合、トラブルが起きる可能性もゼロではない。

対面式のカウンターキッチンなら子供を見守りながら調理が可能になる。また子供も大きくなるとママと一緒に料理を作ることがあるかもしれない。

このようなときに複数人が同時に立てるスペースを有するキッチンだと、ストレスなく親子の関係を深めることができる。

【POINT2】子供の人数に合わせた部屋が確保できる

子供部屋
子供部屋を用意してあげることも大事

子供が複数いる場合は将来の子供部屋のことも考える必要がある。というのも、男の子、女の子という家族構成の場合は遅かれ、早かれ自分専用の部屋が必要になる可能性がある。そのため、将来のことを見越して子供部屋は最低でも2部屋確保できると理想的だろう。

【POINT3】子供がワクワクするような空間

カラフルな子供部屋
ポップな部屋ができたら、子供も喜んでくれるはず!

最近は原状回復が可能なプチDIYが流行している。特に人気なのが「貼ってはがせる壁紙」だ。この壁紙は一般的な物件に貼られていることが多いビニール壁紙の上から貼りつけ可能で、はがすときも元の壁紙を傷つける心配がない。

貼りつける際に用意するものは元の壁紙が傷つかないように開発された特殊なのり、マスキングテープ、両面テープなどだ。これらの道具を使って新しい壁紙を貼ることで、子供が楽しめる空間を用意できる。

またリビングが広い物件の場合、キッズテントやティピーテントなど秘密基地風のスペースも確保することができる。ちなみに貼るタイプの壁紙やウォールステッカーは物件によって禁止されていることもあるので、不動産会社への事前確認は必ずしておこう。

子供がリラックスして過ごせる物件は大人も居心地が良くなる!

リラックスするお母さんと子供
子供が家でリラックスしていると、お母さんも安心して家事をできるのでは?

子供のいる家庭が引越しを行うときは夫婦だけではなく、子供にも配慮した物件探しが大切だ。

文=H・M

2014年からフリーのWEBライターとして活動。2018年現在までに約200の企業、個人のWEBメディア制作に携わる。

子供部屋・子供可の物件はこちら!

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

リンクをコピー
関連記事関連記事