一人暮らしの部屋でコンセントが足りない! そんな時の対応策

公開日:2018年9月21日

一人暮らしの部屋で起こるお悩みあるある。それはコンセント不足

意外と少ない賃貸物件のコンセント。足りない場合の対処法
意外と少ない賃貸物件のコンセント。足りない場合の処法

一人暮らしの物件では、住み始めてから「コンセントが足りない!」と感じる人も多いだろう。

家電製品だけでなく、毎日のように使うスマートフォンやタブレットなどの充電などで、コンパクトな一人暮らし向け物件のコンセントはすぐにいっぱいになってしまうもの。

今回は、多くの一人暮らしが困っている「コンセント不足」を解消する対応策、お部屋探しの時点で気を付けるべきポイントを紹介する。現在一人暮らしの人はもちろん、これから一人暮らしを始める人や引越しを控えた人にもぜひ参考にしてほしい。

一人暮らしの部屋でコンセントが足りなくなる要因

賃貸アパートなどの集合住宅では、物件全体で電気の総容量が決まっている。また、集合住宅における標準的なコンセントの数という基準が存在し、築年数が経過した物件では、現在よりも電子機器が少なかった時代の基準に沿って決められている場合もある。

しかし時代は変わり、携帯電話やゲーム機など、個人が所有する電子機器は増えている。今までのコンセントの数では、対応しきれないことが多いだろう。

リビングにはテレビやBD・HDDレコーダー、オーディオ機器、またパソコンまわりにwi-fiルーターやプリンターなどを置いている場合も多いだろう。特にスマートフォンは必須のアイテムで、充電するための電源は一つ確保しておく必要がある。ゲーム機器を合わせたら、一般的なコンセントの数では到底間に合う状況ではなくなっているのだ。

リビング周辺だけではない。キッチンまわりでは、電子レンジにトースター、炊飯器にコーヒーメーカーなど、一人暮らしであっても所有する家電製品は、家族世帯とさほどかわらないのが実情である。

これから一人暮らしを始める人へ。部屋探しの時点で気を付けるべきこと

内見時に見落としがちなコンセント周り。しっかり確認しておこう
内見時に見落としがちなコンセントまわり。しっかり確認しておこう

これから一人暮らしを始める人、引越しを予定している人は、部屋探しの時点でコンセントの位置、数を内見に行く時に確認しておくことをおすすめする。

具体的なコンセントの数としては、一人暮らし向けのワンルームや1Kなどの間取りであれば、テレビを設置する接続端子付近に2つ、ベットサイドに2つ、キッチン周辺に4つあれば基本的には問題ないだろう。これに加えて、常時差しっぱなしとなるエアコンや冷蔵庫用のコンセントが必要だ。

このほかにも、手持ちの家電やデジタル機器の数に合ったコンセントの数が設置したい場所に確保できるのであれば理想的。内見の時点でコンセントが足りないとわかれば、引越し前に対策もできるだろう。

一人暮らしの悩みを解決! コンセントが足りない時の対応法

コンセント不足によるタコ足配線
コンセントが足りないとやってしまいがちな「タコ足配線」には危険も伴う

コンセントが足りないと、どうしても「タコ足配線」に頼りたくなるが、タコ足配線は危険といわれているため、避けておきたい。

タコ足配線とは、1つのコンセント差し込み口に、コンセント直付型のタップやテーブルタップを取り付けてたくさんのプラグを差し込み、コンセント周辺がタコの足にように複雑に絡み合っているような状態のことを指す言葉だ。タコ足配線によりコンセントの定格以上の電流を流してしまうと、発熱・発火の可能性がある。火災の原因にもなる非常に危険な状態だ。

コンセント不足を解消! 個別スイッチ付きの電源タップを利用しよう

コンセントもスマートに
コンセントまわりをスマートに

では、どうすればいいのか。コンセント不足を解消するものとして有効なのが、個別スイッチ付きの電源タップである。

コードの先に3個、5個、6個など複数のコンセントの差し込み口が付いていて、それぞれの差し込み口に、電源オン・オフのスイッチが付いている。コンセントを抜かなくてもスイッチで電源を切ることができるため、待機電力の削減が期待できる。電源が入っている時はランプが付くため、視覚的にもわかりやすいのが特徴である。

コンセントに直付けするタップと違い、コンセント差し込み口の周辺がすっきりと整理できるのもメリットの1つと言えるだろう。

コンセントの数を増やすだけじゃない!電源タップの種類いろいろ

電源タップには他にも、節電効果が期待できるものや、落雷ガード付きのタップなど、いろいろなバリエーションが存在する。

落雷ガード付き電源タップ

雷による急激な電圧を防止して、電子機器を守ってくれるのが、落雷ガード付きの電源タップである。

落雷が原因でタブレット端末やノートパソコンなどの電子機器を破損してしまった経験がある人も多いだろう。もしも大事なデータが入ったパソコンが壊れたら、そのショックは大きすぎる。雷はいつ起こるかわからないため、落雷ガード付きの商品であらかじめ予防策を講じておくことも大事だ。

発火防止の電源タップ

部屋の隅やテーブルの下などに電源タップを置くと、ほこりが溜まりやすくなるもの。蓄積したほこりが原因で発火につながったという事例も報告されている。

そんなリスクを軽減する電源タップもある。コンセントの差し込み口の中に蓋が付いていて、ほこりの侵入を防いで発火を防止してくれる。ただし、発火防止機能も万能ではないため、定期的なほこりの除去はお忘れなく。

おしゃれな電源タップいろいろ

どうせなら、コンセントをおしゃれにしてしまう方法もある。特にパソコンまわりでは、コンセントの差し込み口は煩雑になりやすい。ごちゃごちゃしていると憂鬱になるが、おしゃれなタップを使えば、インテリアとしても映えて満足度が高いだろう。タワー型やUSBポート付きなど、バリエーションは豊富にある。

次ページでは、電源タップを使う際の注意点を解説!

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CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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