同棲・結婚予定のカップル必見! 二人暮らし前に知っておきたい、失敗しない部屋探しのポイント

公開日:2018年3月19日

事前にしっかり考えて、後悔しない部屋探しを

同棲や結婚を考えているカップルの部屋探し。一人暮らしとは違い、お互いのことを考え尊重しながら進めていきたいもの。

ここでは二人暮らしをするためのコツをご紹介。二人だからこそ楽しい、二人だからこそできる部屋探しをしよう。

POINT.1 スケジュールは事前に立てるべし

お互い働いていれば忙しくてなかなか部屋探しが進まない、なんてこともしばしば。

なかなか部屋探しが進まない時は、引越しスケジュールを立ててみよう。いつまでに引越しする!など最終の目標を立てておくと、自然と準備ができるようになる。

住む街をいつまでに決める、設備の優先順位をいつまでに決める、いつまでに内見に行くなど、細かく予定を立てよう。ただし、スケジュールにとらわれすぎてイライラしたり落ち込んでいては本末転倒。あくまでも目安と考えよう。

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POINT.2 住む街は二人のライフスタイルを重視せよ

住む街によって暮らしぶりは大きく変わる。都心に住めば買い物や遊ぶ場所に困らなくて便利だが、物価は高く家賃も高い。逆に都心から離れれば比較的静かで家賃も安く済むが、街によっては通勤や買い物が不便になることも。

二人の生活で大切にしたいことやそれぞれの生活リズム、通勤スタイルや通勤時間など、お互いのライフスタイルを考慮して街を選んでいくのがいいだろう。相手の希望もしっかり考えられれば、おのずと住みたい街が決まってくるはず。

勤務地から考える

2人の職場の中間地点に絞ったり、通勤スタイルを考慮して住む街を選ぶというのも一つの方法。勤務地からの所要時間から逆算して調べていこう。沿線の途中駅や乗り換え駅の利便性についてもチェックを。

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家賃相場から考える

メリット・デメリットを理解して納得できれば、都心から離れていた方が家賃は断然お得。電車での長距離移動も、快速や特急を利用することができれば案外楽なことも多い。

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好みの街から考える

2人の好きな街に住みたい!というカップルはその気持ちを優先させても◎。賃貸の良さは気軽に引越しができること。結婚や出産などライフステージに合わせた住み替えも考慮に入れよう。

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POINT.3 間取りしだいで関係性は変化する

物件探しを始めて、一番最初に迷うのは間取りだろう。2DKにするか1LDKにするか。もしくはもっと部屋数が多い間取りにするか。

まずはお互いがどのように暮らしていきたいか、考え方を話し合っておこう。間取りそれぞれのメリット・デメリットと照らし合わせ、2人の生活に合わせた選択を。

また、優先したい条件を2~3個に絞っておくことも必要。あらかじめ決めておくと物件探しもスムーズだ。

共働きカップルや生活の時間軸が異なるカップルの場合、すれ違いが多くてなかなか一緒の時間を過ごせない、なんてことはよくある話。コミュニケーションの場所や時間をどこに置くかを考えて間取りを選ぼう。

二人のライフスタイルを照らし合わせて考えよう|同棲・結婚予定のカップル必見! 二人暮らしをする前に知っておきたい、失敗しない部屋探しのポイント
二人のライフスタイルを照らし合わせて考えよう

悩みがちな間取りはこう考える!

【2DK】1人になる時間を確保できるが2人でゆっくりする空間は小さめ

ダイニングキッチンのほかに2つの部屋がある間取り。二人の生活リズムが異なる場合、部屋が2つ以上ある2DKの方がそれぞれのペースを守ることができるといえそう。しかし広い部屋がないので、友人を呼んだパーティーなどには不向き。

今までの生活スペースを守りながら二人暮らしができる2DK|同棲・結婚予定のカップル必見! 二人暮らしをする前に知っておきたい、失敗しない部屋探しのポイント
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【1LDK】二人で過ごす時間が増えるが一人の時間は少なくなる

キッチンのある部屋の広さが8畳以上あり、キッチンと食事をするスペース、くつろぐスペースが1つになっている間取りを指す。近年人気の間取りで、常に2人一緒に居ることができる。しかし収納が少なく、一人で過ごせる空間も狭くなる場合が多い。

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その他の設備・条件いろいろ

ひとくちに設備や条件といってもさまざま。一体自分たちにはどんな設備や条件が必要なのか、事前に優先順位をつけておくと部屋探しもぐっとスムーズにスピーディーになる。

立地

家賃を予算内に収めるために妥協する人も多いのが駅からの距離。実際に歩いて我慢できる範囲かどうか確認を。

築年数

築年数が経過した物件でもリノベーションによって古さが気にならない場合も。内見で印象が変わることもあるので、間取りとその他の設備が気になった場合はぜひ足を運んでみて。

階数

家賃は階数が上がるほど高くなる。気に入った物件があるならば、他の階が空いていないかどうか確認しよう。

キッチンの機能

作るご飯の量や洗いものの量は一人暮らし時代の2倍。自炊派は広々としたキッチン、2口コンロ以上を選ぼう。

収納スペース

2人分の荷物を収納できるスペースがあるかどうかが重要。2人の荷物の量も事前に確認しておこう。

脱衣所の有無

カップルとはいえ、お互いのプライベートはしっかり守りたいもの。気になる人は脱衣所がある物件を選ぼう。

追い焚き機能

入浴の時間が異なるカップルの場合に便利な機能。どんな時間に帰宅しても温かいお風呂に入ることができる。

浴室乾燥機

天候や季節に関係なく、洗濯物をいつでも乾かせる。洗濯物が多くなりがちな二人暮らしに便利な設備。

二人のライフスタイルを見直すきっかけに

二人暮らしを始める前にまず行っておきたいのはライフスタイルの見直し。

二人がどんな生活をしたいかによって、間取りや設備を選らんでいこう。部屋探しはお互いをもっとよく知るチャンス。忙しくてなかなか進まない、なんてこともよくある話だが、じっくり話し合って部屋を決めよう。

文=元井朋子
イラスト=KOH BODY
※「CHINTAI2018年3月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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