2日間で8万4千人が大熱狂! 「EDC Japan」レポート
2017年4月29日(土)、30日とZOZO マリンスタジアム&幕張海浜公園 EDC 特設会場で開催された「EDC Japan」。初上陸ながら連日脅威の盛り上がり。その様子をレポート!
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夢の祭典が日本初上陸! 幕張がエライことに!!!
Ivan Meneses for Insomniac
いよいよ開催された「EDC Japan」。
連日待ちに待ったダンスミュージックファンが幕張に駆けつけたわけだけど、その数なんと合計8万4千人(初日は4万1千人、2日目は4万3千人)。
しかも、当日は奇しくも同じく幕張(メッセ)で「ニコニコ超会議」が開催されていたからもう大変。電車内〜会場最寄りの海浜幕張駅は「EDC Japan」に行くパーティーピーポーと「超会議」のニコニコピーポーが入り交じり、ちょっとした世紀末状態に……。
驚天動地、阿鼻叫喚のめったに見れないその光景、これが今の“若者たちのすべて”的な超リアル。でも、そのエネルギーはとにかく凄まじく、もしもこれが停滞する現代社会において有機的に機能すれば若者のイデオロギーが……なんて小難しい話がどこぞのおかためなニュース番組とかで論議されそうなほどの熱気が渦巻きまくり。
圧巻のステージ! 本家ラスベガス仕様のあのセットが目前に!!!
Jake West for Insomniac
会場内に入るとそこは異世界というか、どこもかしこも「EDC Japan」一色でお客さんの笑顔がそれはそれは眩しいこと。
今回はkineticFIELD、circuitGROUNDS、neonGARDENの3つのステージが用意されていたのだが、まずはマリンスタジアムのkineticFIELDへ。
すると、目の前に待ち構えていたのは超巨大なステージ。本家「EDC」の写真で見たあのフクロウのステージkineticCATHEDRAL(ケネティック・カテドラル)がなんとスタジアム内に。その大きさ横約75m、高さ約30mと超巨大。まさかこれが日本に! とおったまげ。
Tyler Hill for Insomniac
そんなkineticFIELDではこの日TJOやBANVOX、中田ヤスタカら日本勢の後、Marshmello(マシュメロ)やKASKADE(カスケイド)、そしてトリにはMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)が出演。
Jake West for Insomniac
おなじみ覆面姿のMARSHMELLOは自身の楽曲を中心にDJ Snake(DJスネイク)の“Propaganda”やらCalvin Harris(カルヴィン・ハリス)にOokay(オーケー)、Avicii(アヴィーチー)、Jack Ü(ジャックÜ)のアンセムをマッシュアップ。一方、KASKADEも熟練のプレイで見渡す限りのオーディエンスを魅了していたが、やっぱりこの日のハイライトは現行世界NO.1のMARTIN GARRIX。
さすが世界NO.1、一方では元祖ファンキー番長が胸熱プレイ!
Tyler Hill for Insomniac
MARTIN GARRIX は“Animals”などがサンプリングされたおなじみのイントロから新曲“Byte”、“Lions In The Wild”など立て続けに自身のヒット曲を披露しすぐさまオーディエンスの心をがっちりキャッチ! その後も“Poison”やら“Scared To Be Lonely”やらとにかくアンセム連発で、とりわけ“Animals”や“Tremor”の爆発力、そして“In The Name Of Love”の人気たるや……記念すべき初上陸の「EDC Japan」のkineticFIELDを見事に締めくくる。
The Holy Mountain for Insomniac
その一方で、ビーチに立てられたcircuitGROUNDSも格別な気持ちよさ。kineticFIELDでは味わえない、また違った魅力に溢れていたが、陽光降り注ぐなかのLOUIS THE CHILD(ルイス・ザ・チャイルド)、DUKE DUMONT(デューク・デュモン)は心地よく、さらにはGalantis(ギャランティス)もさすがだったけど、ラストのFATBOY SLIM(ファットボーイ・スリム)は他のアーティストとは異なるファンキーなサウンドで大観衆を腰砕けに。
The Holy Mountain for Insomniac
The Holy Mountain for Insomniac
The Holy Mountain for Insomniac
まさにフェス日和! 快晴のもと2日目スタート!
Ivan Meneses for Insomniac
そして、2日目。
晴天に恵まれ、まさにフェス日和。3つのステージの他、今回会場内には様々な日本人DJを乗せたアートカーBoomBoxが駆け巡り各所で賑わいを見せていたが、前日はDUBFIRE(ダブファイア)らが登場したneonGARDENでは、この日もCUT SNAKE(カット・スネイク)やNICOLE MOUDABER(ニコール・マウデイバー)らが極上のハウスやテクノで会場を盛り上げる。
Tyler Hill for Insomniac
The Holy Mountain for Insomniac
circuitGROUNDSではJAUZ(ジョーズ)やCARNAGE(カーネイジ)、そしてKNIFE PARTY(ナイフ・パーティー)らが登場。KNIFE PARTYのアグレッシブなサウンドにcircuitGROUNDSが熱狂するなか、かたやkineticFIELDではYAMATOやSHINTAROといったいまや日本のダンスミュージックフェスには欠かせないDJたちがプレイ。
そして、広いkineticFIELDの熱気が高まるに連れ、SEVEN LIONS(セブン・ライオンズ)、Yellow Claw(イエロー・クロウ)、さらにはAfrojack(アフロジャック)がステージに。
Jake West for Insomniac
熱狂渦巻くなか、平和を願ったARMIN VAN BUUREN
Ivan Meneses for Insomniac
とりわけ破壊力抜群だったYELLOW CLAWの後に登場したAFROJACKは、さすがDJ MAGの人気ランキングTop 100 DJsのシングルホルダー常連、役者の違いを見せつける圧巻のプレイ。トラップ〜ヒップホップを中心に組み立てるなかThe ChainSmokers(ザ・チェインスモーカーズ)の“Closer”やEd Sheeran(エド・シーラン)の“Shape Of You”、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)の“Can’t Feel My Face”のマッシュアップで大合唱させつつ、MARTIN GARRIX“Turn Up The Speakers”や出世作“Take Over Control”でフロアを熱狂の渦に。
Ivan Meneses for Insomniac
さらには、Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)が自身のアンセム&ヒット曲を続々披露するなか、昨今の不安な情勢からピースな世界へと導くべくJohn Lennon(ジョン・レノン)の“Imagine”をプレイ。満員の会場に響き渡る“Imagine”からの花火は、大熱狂のなかに訪れた感動のサプライズ。
いよいよラスト、最後の最後に訪れた究極の選択……
Ivan Meneses for Insomniac
そんなARMIN VAN BUURENの後、最後の最後に究極の二択が……。
かたやkineticFIELDではAXWELLΛINGROSSO(アクスウェル・イングロッソ)。そして、circuitGROUNDSではZEDD(ゼッド)。
ラストに待ってた鬼の試練。こんな贅沢嬉しい限りなんだけど……。
Jake West for Insomniac
しかも、どっちのステージも熱狂この上なく、ZEDDはZEDDで“Beautiful Now”をはじめとする自身のアンセムたっぷりで大熱狂。
AXWELLΛINGROSSOも既存のEDMとはひと味違う圧巻のセットでkineticFIELDは終始白熱。
結局のところ、どっちにいても最高だったわけで……。
2日間に渡る夢の祭典、日本初上陸となった「EDC Japan」は見事大成功。
これを機にぜひとも来年もぜひ開催&日本にもEDCの定着希望! そう誰もが心の中で叫んだハズ。
後日「EDC Japan」に遊びに来ていたお客さんのスナップレポートも紹介!ファッショナブルでビューティフォーな女子満載!お楽しみに。
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TOP PHOTO: Jake West for Insomniac
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※この記事は、2020年9月まで音楽メディア「PARTY CHANNEL」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです
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