意外と簡単! ジップロックでできる味噌の作り方

公開日:2015年2月3日

日本の食卓には欠かせない味噌。実は、意外と簡単に作れることをご存じだろうか。スーパーで購入できる材料を使って、自宅で味噌仕込みにチャレンジしてみた!

必要なものはこれだけ

必要なものはこれだけ

仕込んだのは、一年でもっとも寒い「大寒」(1月20日頃から立春まで)。空気中の雑菌が少なく、味噌仕込みには理想的な時期とされている。

以下の材料を使い、仕込みを行った。

材料

・大豆…300g
・塩…130g
・米麹…300g
・焼酎…少々
・ジップロック…中2枚

作り方

1. 大豆を水に浸す

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大豆を洗い、水に浸したらボウルなどに入れて丸一日(18時間以上)放置する。

2. 大豆を煮込む

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大豆を鍋に入れて火にかけ、アクを取り除きながら、柔らかくなるまで弱火でひたすら煮込む。普通の鍋であれば4~5時間、圧力鍋なら15~20分程度でOK。圧力鍋の場合、ふたをしない状態で一度沸騰させて、アクを取り除こう。

3. ざるに上げて、煮汁と分ける

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大豆が柔らかく煮えたら、ざるに上げる。煮汁は、材料を後で混ぜ合わせるときにも使うので少し取っておく。

4. 塩と麹を混ぜる

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塩と麹の分量を量って、混ぜ合わせる。

5. すべての材料をボウルに入れる

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塩、麹、大豆、少々の煮汁を加えて、ボウルの中で混ぜ合わせる。この際、豆を潰しながら混ぜるので、すりこ木やマッシャーなどがあると便利。フードプロセッサーがあれば、なお時短になる。

6. ジップロックに入れる

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工程4でうまく豆が潰れなかった場合は、適当に豆が潰れた状態でもジップロックへ。袋の上から手や足で豆を潰していくと確実だ。

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袋から飛び出さないように、こんな感じでグリグリ

7. 閉じ口を焼酎で消毒し、冷暗所へ

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袋の中の空気はしっかり抜くこと。閉じ口もしっかりと消毒して、カビが発生しないようにしよう。

あとはこれを冷暗所に置けば、仕込みは完了。最低3カ月以上の熟成期間が必要とされるが、仕込んだ時期や環境によって、発酵のスピードは異なる。味噌の香りがしてきたら味見をしてみるなど、小まめに様子を見ていくのが良さそうだ。

味噌仕込みのレシピは、ネットでもさまざまに紹介されている。決まったやり方があるわけではないので、試行錯誤しながら、自分なりの味噌仕込みを研究していくのも楽しそうだ。

味噌を仕込むなら今がチャンス。興味を持った人はぜひ試してみて!

(根岸達朗+ノオト)

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