安易な壁ドンに要注意? 恋愛ゲームから女性心を学ぶべし
最近、よく見かける女性向けの恋愛ゲーム。それを見ていてふと思ったのは、女性に人気のゲームということは、男性からすれば女性の心をつかむ要素が満載なのでは? ということ。
そこで今回は、女性に人気の恋愛ドラマアプリを開発するボルテージの執行役員、吉田和歌さんにゲーム作りで欠かせないポイントや、女性心について聞いてみた。
「ゲーム作りではいかに、恋愛ドラマとしておもしろいかを重視しています。ドラマなので、『壁ドン』や『頭ポンポン』など、女性憧れのシチュエーションがゲーム内には登場します。が、現実の世界では好きな人以外にやられると引かれてしまうので、安易に実行しない方が賢明といえるでしょう。ストーリーを作るうえでも、そこまでいく過程や、それをする意味を考えて組み込むようにしています」
女性が憧れるシチュエーションとはいえ、実行する際には相手との関係性をしっかり考える必要がありそうだ……。
「女性の気持ちをつかむのも、『ストレートにつかんでやる!』というよりは、何気ない優しさを感じさせられるような日々の細かい気配りが大切です。ゲーム内でもヒロインが落ち込んでいる時は、恋愛相手であるイケメンがストレートにヒロインをなぐさめるのではなく、何も言わずそばにいてくれたり、ヒロインの周囲の人から『彼があなたのことをとても心配していた』と耳に入るようにするなど、さりげない優しさや気遣いを大事にしています」
なんでも、同社が開発する「ルームシェア素顔のカレ Love Days」に登場する桜庭裕介というキャラは、ヒロインが落ち込んでいる時、自分がわざと目立つことでその場をやり過ごしてくれるのだとか。なるほど……。あとから、自分のために目立ってくれたと知ったらキュンキュンするだろう。
「また、どんなタイプの女性にも有効なのは決断力です。食事や旅先でのハプニングなど彼女が困っている時は、自信がなくてもリードしてあげるべき! ゲーム内には女性の好みに応えるために『オレ様』『お調子者』『ミステリアス』『ドS』などいろいろなキャラがいますが、みんないざという時は頼りになるイケメンばかりですよ」
ゲームに登場するセリフや行動をそのまま実行するのは危険だが、参考になることは多そうだ。女性向け恋愛ドラマアプリでヒロインになり、女性の気持ちを学びながら、自分なりのテクニックを磨けば気になるあの子との恋が成就するかも?
(田村里佳+ノオト)