今さらだけど知っておきたい! 初心者のための相撲のルールと基礎知識

公開日:2014年11月25日

相撲とは?日本の国技「相撲」の基本ルールを知ろう

番付? 決まり手? 知っているようで意外と知らない、相撲の知識……。
番付? 決まり手? 知っているようで意外と知らない、相撲の知識

2ヶ月に一度、15日間の日程で開催される大相撲本場所。日本の国技でもある相撲だが、その独特な世界観や技などに惹きつけられる外国人も多い。中高年のファンが多いイメージだが、最近では若手力士の番狂わせが話題となり、気になり始めた人も多いのではないだろうか?

今回はそんな相撲のルールや魅力について解説していく。

相撲ルールを知る前に、相撲の歴史を学ぼう

相撲のはじまりは、古事記や日本書紀の時代にさかのぼる。当時は五穀豊穣を祈る神事として行われていたが、長い時間をかけ、ついに江戸時代には「力士」という職業となった。

相撲は神事としての性質を引き継ぎつつ、現代に至るまでに武道としての形を整えたということになる。1500年以上の歴史を持つ相撲は、日本の文化形成とは切っても切れない関係なのだ。

相撲の基本ルールを、相撲情報誌「TSUNA」の副編集長に聞いてみた!

シーズンごとにテレビで放映されている相撲だが、そのルールや魅力を知らないという人も多い。そこで「相撲の基礎知識」について、相撲情報誌「TSUNA」編集部、副編集長の竹内一馬さんに聞いてみた。

力士は全部で何人いるの?

「現在総勢600人を超える力士が、両国から関東一帯にある44の相撲部屋に所属しています。相撲部屋とは、野球やサッカーに例えるとクラブチームのようなもの。ただ、相撲界にはフリーエージェントやポスティングのようなシステムはなく、力士は不測の事態が起こらない限り、部屋を移籍することはできないんです」(竹内さん)

今さらだけど「番付」ってなに?

「力士は、その強さに応じてランキングが付けられており、それを『番付』と呼びます。番付は十段階になっていて、上から横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両と続き、テレビで放送されるのはここまで。さらに幕下、三段目、序二段、序ノ口と続きます。各番付には、ある程度の人数制限がありますが、もちろん多少の増減もありますよ。ちなみに、大関は必ず番付に一人はいなくてはいけませんが、横綱は常にいるとは限りません」(竹内さん)

相撲の勝敗、どうやって決まる?

「ルールはいたってシンプルで、相手力士に土俵の外に出されるか、足の裏以外が地面に着いてしまったら負けです。ちなみに決まり手は、頻繁に出る技から滅多に出ない技まで含め、全部で82手もあります。最近出たレアな技としては、2013年に横綱日馬富士が豊ノ島を相手に繰り出した『裾取り』という決まり手。滅多に見られない技でしたね!」(竹内さん)

初心者のための相撲の楽しみ方を教えて!

「相撲は、ほかの格闘技と違って無差別級。国籍も関係ありません。とにかく『強い者が上位に君臨する』という競技ですので、難しく考えず、勝敗をシンプルに楽しむのが一番だと思います。大関が横綱を食う瞬間などは、きっと興奮する筈ですよ。また、できればテレビ中継だけでなく、一度生で観戦してみてください。席によっては、3,000円でお釣りが出るので、大相撲独特の空気感を味わってみてください」(竹内さん)

相撲の本場所と地方巡業の違いとは?

相撲場で四股を踏む力士
違いを知ることで楽しみが広がる!

年に6回(奇数月)行われる本場所は、いわゆる公式戦だ。各々の成績によって、昇進したり番付を落としたりもする。本場所に向けて、多くの力士が日々の稽古に励んでいるのだ。

一方地方巡業の方は、相撲の発展・普及を目指したイベントとして捉えると良いだろう。毎年出向く地方が変わり、場合によって海外巡業を行うこともある。本場所は大きな4都市のみの開催となっているため、地方巡業を楽しみしている地元住民も少なくはない。

相撲にもアマチュア競技がある

プロとアマチュアでは、総括の団体がまず異なる。プロは神事として行われるが、アマチュア相撲はスポーツの1つとして考えられているのも大きな違いだろう。そのため、審判も行司(プロ)とレフリー(アマチュア)で異なっているのだ。

相撲のプロとアマチュアで決定的に違うのは、女性の参加が可能であるということ。神事としての相撲では女性が土俵に上がれないことは有名だが、アマチュア相撲では女性の大会もあるほどだ。

ルールを知れば相撲がより魅力的に!

相撲をとる力士と行司
相撲はとっても魅力的な競技

知れば知るほど興味が湧いてくる、相撲の世界。プロとアマチュアには多くの違いがあることも、普段相撲にあまり親しんでいない人にとっては新鮮な情報だ。相撲はルールを理解しておくことで、今まで以上に楽しむことができるようになる。迫力のある本場所を生で観戦し、相撲の醍醐味を一度味わってみてはいかがだろうか。

まずはお気に入りの力士を見つけて、応援することから始めてみるのもいいかも知れない。

(波多野友子+ノオト)
2021年7月加筆=CHINTAI情報局編集部

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