味噌汁がおいしくなる“ちょい足しアイテム”はどれなのか?調味料や食材で検証!
日本の食卓に欠かせない、「味噌汁」。しかし、毎日口にしていると、なんとなくマンネリになってくるうえに、家庭で作る味噌汁っていまいちコクや旨みが足りないような気がする……。
そこで今回は、“ちょい足し”するだけで味噌汁に旨みが出るとウワサの調味料や食材を実際に検証してみた。
ヨーグルト

まずは、発酵食品同士の組み合わせということでヨーグルトにチャレンジ。
分量は、味噌:ヨーグルト=5:1の割合で、味噌汁を作ってみた。

まずは、発酵食品同士の組み合わせということでヨーグルトにチャレンジ。
意外に白く濁ることはなく、見た目は至って普通の味噌汁だ。

だし入りの味噌を湯に溶き入れ、同時にヨーグルトも加えてみる
具材はシンプルにネギのみにしてみた。ヨーグルトの小さな塊が、底の方に少し沈んでいる。肝心の味だが、ヨーグルトの主張が強く、かなり酸味を感じる……。分量を調整しながら、少しずつ加えるのがよさそうだ。
一説によると、ヨーグルトの乳酸菌が味噌を分解することで、旨み成分が1.5倍にアップすると言われているので、健康には期待できそうな一品だ。
ケチャップ

万能な隠し味調味料、ケチャップ
甘みが味噌汁をどのように変化させてくれるのだろうか。大さじ1のケチャップを弱火で軽く加熱し、酸味を飛ばす。この際、焦げ付きには注意。

お湯と具材を加え、煮立ったら通常どおりの分量の味噌を溶き入れる

味噌×ケチャップの味噌汁が完成
写真では分かりづらいが、赤味噌のような色合いに仕上がった。トマトの酸味は少し残るものの、たしかに風味にコクが出たように感じられる。ミネストローネを思い出させる味でもあり、具材はジャガイモや玉ねぎなど、洋風にも転べる野菜が合いそうだ。
豆板醤

最後に挑戦した調味料は、豆板醤
麻婆豆腐のような味になると予想し、具材には豆腐を使用した。

味噌汁の中に見える唐辛子の赤色が、食欲を誘う
予想通り、ピリ辛麻婆豆腐風の味わいだ。味噌汁の「中華風アレンジ」といったところだろうか。これにごま油を加えてみたところ、さらに香味と旨みがアップ。餃子などと合わせて食卓に出せば、喜ばれそうだ。
まだまだアレンジができそうな味噌汁。いつもの味に飽きたら、具材を替えるだけではなく、調味料をちょい足しして、オリジナルの味噌汁作りに挑戦してみてはいかがだろうか。
(波多野友子+ノオト)