声を綺麗にする方法・高くする方法とは? 自宅でできるボイストレーニングを紹介

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声を綺麗にする方法・高くする方法はある?

自宅トレーニングで、美声をゲット!
自宅トレーニングで、美声をゲット!

仲間同士でカラオケに行くと、綺麗な高音でパワフルに歌う人が1人や2人いるものだ。自分も高音の曲も気持ちよく歌いたい!と思うものの、声がかすれて、なかなか上手に歌えないと悩む方も少なくはない。

そこで今回は、声を綺麗に高く発声するために必要なボイストレーニングについて解説していく。自宅で簡単にできるものも多いので、お悩みの方はぜひ参考にしてほしい。

声を綺麗にする方法・高くする方法を知る前に!うまく出せない理由とは

大きな声が出ない、かすれ声が気になるなど、地声に対するコンプレックスを抱えている人は意外と多いかもしれない。声がうまく出せない原因は主に以下の3つとされている。

  • 声帯周りの筋肉が鍛えられていない
  • 無駄な力が入っている
  • 飲酒や喫煙により、声帯の腫れ・炎症を起こしている

それぞれひとつずつ見ていこう。

声帯周りの筋肉が鍛えられていない

歌うために必要な筋肉は、主に以下の3つだ。

  • 甲状披裂筋…声帯筋とも呼ばれる。声帯を収縮させる
  • 輪状甲状筋…輪状軟骨と甲状軟骨の間にある筋肉。声帯に張りを作る。
  • 外側輪状披裂筋…こちらも輪状軟骨と披裂軟骨の間にある筋肉で、この筋肉に力が入ることで声門が閉じられる

人は声帯の長さや厚さを変えることで音程を調節している。そのためこれらの筋肉が鍛えられていないと、思うように歌うことができなくなるのだ。

特に輪状甲状筋は、話し声だけであれば動かす必要がない筋肉。普段歌う機会がなければ鍛えられていない人がほとんどだ。

無駄な力が入っている

無駄な力が入って力んでしまうと高音を出すことはできない。身体が緊張して、喉が締まってしまうからだ。

パワフルに歌おうとすると無意識に力が入ってしまうものなので、声帯をうまく使うためには力はさほど必要ないということを頭に入れておこう。

また、「うまく歌わないといけない」と思い、過度に緊張してしまう方も少なくはない。正しいやり方で練習すれば、たとえ高音の多い曲でも楽に歌えるようになっていくはずだ。リラックスして歌うことで、自然に高い音が出せている自分に気づくだろう。

飲酒や喫煙により、声帯の腫れ・炎症を起こしている

アルコールの分解には多くの水分が必要だ。このため飲酒によって喉が乾燥し、炎症を起こすことで声が出しにくくなることがある。

また、タバコの煙に含まれるタールも、気管支を刺激し声帯に腫れや炎症を起こすことがわかっている。また飲酒や喫煙により、声帯がむくんで声がかすれてしまうこともあるようだ。

声を綺麗にする・高くするならボイストレーニングがおすすめ!

ボイストレーニングをする女性
6つのボイストレーニングを実施しよう

ボイストレーニングはプロの歌手やアナウンサーなどが行っているもので、専門的で難しいというイメージがあるものの、実際には誰もが自宅で簡単に行うことが可能である。

ここからは、ボイストレーニングが初めてでも行える効果的なトレーニングの方法を6つ紹介していく。すべて自宅でできるため、近隣に配慮しながら取り組んでみよう。

自宅でできるボイストレーニング①リップロール

口を閉じた状態でリラックスし、唇だけをブルブルと振動させるトレーニングだ。乾燥しているとやりにくいので、水やリップクリームを使って潤わせてから行うと良いだろう。まずは20~30秒程度無音で行い、慣れてきたらドレミの音階で音をつけて練習しよう。

リップロールを行うと横隔膜が鍛えられ、息の量をコントロールできるようになる。また、声帯を閉じる力が強化され、高い声が出やすくなるという効果がある。

自宅でできるボイストレーニング②タングトリル

タングドリルは舌を上の前歯につけた状態で息を吹き、「トゥルルルルル」という音を出すトレーニング法だ。これをすることで表情筋と首の筋肉がほぐれ、発声しやすくさせることができる。リップロールの亜種ともいえるもので、ストレッチの一環として取り入れても良いだろう。

タングトリルを行うことで、舌の筋肉がほぐれ、喉を開くことができる。音階が安定するほか、地声と裏声をスムーズに使いこなせるようになる。

自宅でできるボイストレーニング③ロングブレス

腹筋の使い方を改善するためには、ロングブレストレーニングが効果的だ。最初は30秒を目安に、一定量の息を吐き出し続けることを目標にしてみよう。息が続きにくい場合は、吐く息の量をコントロールしながら行うと良いだろう。

ロングブレスを正しく行えるようになると、歌声の強弱のコントロールができるようになる。また、音程を正確に取ることができるようになり、さらに声の安定感も増していく。

自宅でできるボイストレーニング④表情筋トレーニング

「あいうえお」と口を動かしながら表情筋を鍛えていく。少し大げさに感じるくらい大きく口を動かすことで、顔の筋肉を効率よく鍛えることができる。声を出す必要もないため、深夜に行っても同居人や近所に迷惑をかけることもない。

表情筋をしっかり使って口角を上げ大きく口を開ける練習をすることで、声が出やすくなるのを感じるはずだ。また後程説明する「鼻腔共鳴」もしやすくなり、声質も明るくなる。

自宅でできるボイストレーニング⑤滑舌・発音トレーニング

滑舌や発音を鍛えるための近道となるのが、早口言葉を連続で声に出して話すというトレーニングだ。「赤巻紙青巻紙黄巻紙」などの有名なフレーズを使っても構わない。慣れてきたら新しい早口言葉を見つけて、スムーズに話せるまでトレーニングを繰り返そう。

当然かもしれないが、滑舌が悪いとせっかくの歌声も聞き取りづらくなる。たとえ声量があっても、どこか騒々しく聞こえてしまう。発音が良いと音程や抑揚などもコントロールしやすくなり、歌の雰囲気をうまく伝えることができるようになるため、歌唱力アップのためにも滑舌のトレーニングの方も続けていこう。

自宅でできるボイストレーニング⑥ハミング

ハミングによって高音域が広がるほか、声の柔軟性も高まる。ハミングは喉声だと綺麗な音が出ないため、鼻から息を吸って鼻から息を吐く腹式呼吸の感覚を掴む練習ができるのもメリットだ。

また、裏声でハミングをする「裏声ハミング」はミックスボイスの練習にもなる。「裏声ハミング」と「普通のハミング」を交互に行うことで音域が広がり、高い音も無理なく出せるようになっていく。

自宅でボイストレーニングを行う際の5つのポイント

水を飲んで休憩する女性
こまめな休憩が大切

ここからは、トレーニングを行う際の5つのポイントを紹介する。無理のない効果的なトレーニングを行うためにぜひ押さえてほしい。

ボイストレーニングのポイント①:トレーニング前にストレッチを行う

ここまでさまざまなトレーニングのやり方を紹介してきたが、いきなり声を出してしまうと喉に大きなダメージを与えてしまうおそれがある。そのため、ボイストレーニングを実行する際は事前準備が必要だ。喉だけではなく、全身を使ってウォーミングアップを行おう。

スムーズに発声するためには、身体全体を温めておくと効果的。筋肉がしっかりとほぐれるように、首や顔を伸ばすことを意識しながらストレッチを行おう。

特に重要なのは、表情筋をほぐすためのストレッチである。「ウ」と「イ」の口の形を繰り返し、口の周りの筋肉をしっかりと運動させよう。

ボイストレーニングのポイント②:喉をリラックスさせて行う

高音の練習は、声を出そうとするあまり、結果的に喉に負担をかけてしまうことも多い。発声の際は余計な力を抜き、声帯を痛めないように気をつけよう。なお、ため息をついたときがベストな状態といわれているため、ため息をするイメージで高音を出す練習をしてみてほしい。

ボイストレーニングのポイント③:腹式呼吸を意識する

「お腹から声を出す」という言葉を聞いたことのある人は多いはずだ。安定した声量を確保するためには、できるだけ多くの空気を吸い込まなければならない。

そのために重要なのが腹式呼吸である。お腹を膨らませるように吸い、へこませるように吐くことを繰り返そう。

ボイストレーニングのポイント④:鼻腔共鳴を意識する

声の表現の幅を広げたいときには、鼻腔共鳴を意識すると良いだろう。鼻腔共鳴とは、文字通り「鼻腔」で声を「共鳴」させること。鼻の奥にある鼻腔で声を響かせ、表現力を高めていくという発生方法だ。

練習を重ねていくと声の響きが増し声量がアップするため、まるでコンサートホールで歌っているかのように声が響くようになる。この鼻腔共鳴を効果的に使っているプロの歌手も多い。具体的には、顎を引いて喉が上がらないような姿勢を取り、鼻腔を意識して発声練習をすると良いとされる。

ボイストレーニングのポイント⑤:徐々に音階を上げていく

ボイストレーニングを行う際には、高音を出そうとして一気に高い音を出すのではなく、徐々に音階を上げていくのが良い。徐々に音階を上げていくと喉への負担も少なく、無理なく音域を広げることできる。自分でどこの音階が出にくいのかを把握し、少しずつ音階を上げていくように意識してほしい。

自宅でボイストレーニングを行う際の注意点

自宅でボイストレーニングを行うということは、専門知識を持つトレーナーからの指導を受けず、独学で発声練習をするということでもある。そのため、練習を無駄にしないように注意しなければならない。また、騒音トラブルに発展する可能性もあるため、近所の方々に配慮したうえでトレーニングを行おう。

ボイストレーニングを行う際の注意点①:自己流にならないよう気をつける

最初は基本に忠実なトレーニングをしていても、慣れてきたころに基本形を崩したり、自己流に変化したりするケースも多い。誤った方法を続けていては効果が出ず、ボイストレーニングの意味がなくなるため注意すべきである。

ボイストレーニングを行う際の注意点②:こまめに休憩を取る

トレーニングだからといって追い込みすぎてしまうと、喉に大きな負担をかけることになる。美声を目指して始めたはずのトレーニングで喉を潰し、声がかれてしまっては目も当てられない。こまめに休憩を取り、適度に喉を潤わせるといった対策をしよう。

ボイストレーニングを行う際の注意点③:近所への配慮を忘れずに

発声を伴うボイストレーニングを自宅で行う場合、時間帯やシチュエーションには配慮しなければならない。騒音トラブルによって今の家に住みにくくなるおそれがある。夜間や早朝に大きな声でボイストレーニングを行うことは極力避け、近所への配慮を忘れずに練習を続けよう。

声を綺麗にする方法・高くする方法を知って「自慢の声」を手に入れよう

ボイストレーニングは決して難しいものではなく、工夫すれば自宅でも有効な練習を重ねることが可能である。この記事で紹介した練習法は、すべてプロの歌手やアナウンサーも実践しているものばかりだ。近隣への配慮を忘れず、自分の喉を労りながら、高く綺麗な地声を手に入れるためのボイストレーニングを実践してみてはいかがだろうか。

(阿部綾奈/ノオト)
2022年3月加筆=CHINTAI情報局編集部

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