あなたの部屋は大丈夫? 盗聴被害にあわないための対策

公開日:2014年5月15日

気づかない間に、他人にすべての生活音を聞かれていたら……? 考えただけでゾッとする。盗聴被害に遭わないためにも必要な対策をチェックしよう!

もらい物や電源タップに仕掛けられていることも!

ネットが普及していないころでも、年間40万件はあると言われていた盗聴被害。今では、誰でも機器を購入できるため、被害件数はそれの何十倍にものぼるといわれている。一体、我々はどのような対策をとればいいのだろうか? 防犯アドバイザーの京師美佳さんに話を聞いてみた。

「最近の傾向としては、元夫婦や元恋人からプレゼントされたものに盗聴器が仕掛けられていたり、合鍵で侵入されて、部屋の中に仕掛けられたりというケースが増えてきます」

盗聴器は、ぬいぐるみなどに仕掛ける電池式のほか、コンセントタップに仕掛けるタイプの物が多いという。また、個人的なトラブルとは関係なく、盗聴被害に遭うこともあると京師さんは続ける。

「たとえば、火災報知機の点検などを装って、盗聴機械を設置し、留守の合間を狙う『なりすまし泥棒』というのがあるんです。これは誰でも被害にあう可能性があるので注意が必要です」

実際に被害に遭わないためにも、自分でできる対策を教えてもらった。

・ コンセント部分やタップなど、家の中に見覚えのないものや怪しいものが紛れこんでいないか確認する
・ 100円ショップなどでシールやストーンを購入して、タップなどに貼る。オリジナルの装飾にすれば簡単には、すり替えられなくなる
・ 人から物をできるだけ貰わない。特に親しくない人からのも贈り物には要注意だ
・ 引越しする際は、荷物を入れる前に、見知らぬコンセントタップや三又、小物などがないか確認する

見た目では気づきにくい盗聴。最近は手軽に盗聴機器が買える分、いつ仕掛けられてもおかしくない。「自分に限ってそんなことには……」と安心せずに、もう一度、家の中をよく見渡してみよう。

(ミノシマタカコ+ノオト)

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