あなたの街は大丈夫? ハザードマップの見方をおさらい!

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ハザードマップの見方、知ってる?

大規模な土砂崩れや浸水など、暮らしの中で自然災害にまつわるニュースを見聞きする機会は多いもの。ハザードマップは、そんな自然災害が身の回りに発生した際に、予想される被害を示した特殊な地図だ。

広げてみると意外とでかい。サイズは縦60cm×横84cm。
広げてみると意外とでかい。サイズは縦60cm×横84cm

自分の住んでいるエリアはどういうところなのか、また災害の際はどう行動すべきなのか。危機管理意識を高めるためにも、今ここであらためてハザードマップの見方をおさらいしてみよう。

ハザードマップにもいろいろある!

ハザードマップは一般的に、各々の地域で発生が予測される災害に合わせて作られている。災害の種類には、「洪水」「内水」「高潮」「津波」「土砂災害」「火山」などがある。なかでも、水害に関するハザードマップは日本のほとんどの市区町村で作られているので、見たことがあるという方も多いのではないだろうか。

ハザードマップを見てみよう!

ここでは筆者が住んでいる東京・多摩エリアの小平市のハザードマップを例に解説してみよう。同市のハザードマップは両面印刷で、大雨による水害を想定した「浸水予想区域図」と、大地震が起こったときの避難先などを記した「防災マップ」に分かれている。自治体によっては、両方の要素を組み合わせたマップを作っている場合もある。

浸水予想区域図

四段階に分けて浸水の可能性のあるエリアが色付けされている。被害の程度は「黄→緑→青→濃い青」の順に大きくなる。河川の近いエリアは被害予想も大きく、同市では都立小金井公園の近くを流れる石神井川近辺に、浸水1.0m~2.0mの青エリアが広がっている。しかし、注意すべきは周囲に河川はないが、浸水の可能性があるエリア。水辺から離れていても、地盤の弱さなどから、広範囲に色が付いている地域もある。

浸水の被害予測を色で識別
浸水の被害予測を色で識別
石神井川周辺は他のエリアに比べて浸水の可能性が高いとされる
石神井川周辺は他のエリアに比べて浸水の可能性が高いとされる

防災マップ

大きく分けて、以下4つの避難場所が記されている。

●いっとき避難場所
火災等の発生により、ひとまず避難し状況を把握できる場所。
●広域避難場所
火災が拡大し、いっとき避難場所では危険であると判断される場合に、熱や煙を回避し、安全を確保できる場所。
●避難所
住居等を喪失し、救援が必要とされる場合に、応急的な食料の配布などが受けられる場所。
●二次避難所
高齢者や障がい者、妊産婦、乳幼児など、要援護者の方々が状況に応じて医療や介護などの必要な支援が受けられる場所。

防災マップには、これらの避難場所の位置情報だけでなく、「給水拠点」「災害用備蓄庫」など、避難場所の機能を確認するためのアイコンも記されている。避難場所とは言っても、ただスペースがあるだけで、水や食料の配布が受けられないこともある。最寄りの避難所がどういった機能を持っているのか、それぞれの特徴を把握した上で適切な行動を取りたい。

マップ上に示されるアイコンの一覧
マップ上に示されるアイコンの一覧
小金井公園は「広域避難場所」。花小金井南中学校は「いっとき避難場所」であり、「避難所」でもある。
小金井公園は「広域避難場所」。花小金井南中学校は「いっとき避難場所」であり、「避難所」でもある

ハザードマップを手に入れよう!

自分の住んでいる地域にどんな種類のハザードマップがあるのか確認するなら、国交省の「ハザードマップポータルサイト」がおすすめだ。サイト上で全国のハザードマップが閲覧できるようになっている。また、印刷物としてのハザードマップであれば、役所に申し出れば無料でもらうことができる。災害時は停電や回線の不通でインターネットが使えなくなることも考えられるので、現物の確保も強くおすすめしたい。

一家に一枚は用意しておきたいハザードマップ。家族や大切な人と共に、いざというときの行動を日頃からしっかりと確認しておきたいものだ。

(根岸達朗+ノオト)

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