専門家に聞いた、本場北欧のインテリア事情とおすすめ雑貨

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先日、デンマーク発の雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン 表参道ストア」日本2号店がオープン。初日は長蛇の列で大いに話題になり、改めて北欧インテリアの人気の高さをうかがわせた。

同じく今月11日には、スウェーデンの雑貨店「ラガハウス」の日本第1号店が奈良県の商業施設にオープン。「IKEA」の人気もすっかり定着した感がある。

いずれもお手頃価格が人気に拍車をかけているけれど、やはりそのデザイン性の高さを忘れてはいけない。どうしてあんなにオシャレなのか。もっと本格的な北欧家具やインテリアについて知りたい! というわけで、『北欧インテリアBOOK』著者で北欧雑貨店Stickaオーナーの森百合子さんにいろいろとお話を伺ってみることにした。

「北欧諸国は冬が長く、自宅で過ごす時間も長くなります。また冬の間は日照時間が限られるので、灯りへの思い入れも強い。そんな背景もあり、インテリアにこだわる人は多いですね」

北欧独特の気候によって育まれた独自のインテリアセンス。具体的には、どんなこだわりが?

「たとえば、太陽の光をたっぷり採り入れるため窓は大きく、その窓をお気に入りの雑貨や花で飾ります。北欧ではカーテンをつけない家が多く、美しく飾った窓辺は道行く人の目も楽しませてくれます。また、照明の使い方もデリケート。一つの照明で部屋全体をまんべんなく照らすのではなく、ダイニングは食事に必要なだけの灯り、リビングでは雰囲気を作る照明に読書灯をプラスするなど、用途に合わせて照明を使い分けています。眩しさを感じさせない柔らかい光が主流で、キャンドルも日常的に使用されていますね」

北欧では、森や湖など自然の存在が人々の生活に密接に関わっている。こういった環境が、家具やインテリアのデザインに与える影響も大きいという。

「北欧のデザインには、自然からインスピレーションを得ているものが少なくありません。たとえば花や波、鳥などを描いたテキスタイルだとか、氷河や湖など北欧ならではの自然をモチーフにしたデザインとか。ヴィヴィッドな色使いも多く、白を基調にした部屋のアクセントになっていますね。木製の家具が主流なので、日本人にとっても身近に感じるのでは」

自宅のインテリアにも、北欧テイストをナチュラルに取り入れてみたい! 大きな家具を導入するのはなかなか難しいので、ちょっとした小物を中心に、森さんおすすめの本格的な北欧雑貨をご紹介いただいた。

フィンランドのビンテージキャンドルホルダー。飾っておくだけでも素敵なので、気軽にインテリアに取り入れられるだろう。(キャンドルホルダー 各2,500円/Sticka)

フィンランドのビンテージキャンドルホルダー。飾っておくだけでも素敵なので、
気軽にインテリアに取り入れられるだろう。(キャンドルホルダー 各2,500円/Sticka)

手前からデンマーク、スウェーデン、フィンランドのカップ&ソーサー。手前のカップは葉のモチーフ。コーヒータイムが豊かになりそうだ。(カップ&ソーサー 各4,500円/Sticka)

手前からデンマーク、スウェーデン、フィンランドのカップ&ソーサー。手前のカップは葉のモチーフ。
コーヒータイムが豊かになりそうだ。(カップ&ソーサー 各4,500円/Sticka)

デザイン性にこだわったペンダントライト。柔らかい光で部屋を演出できる。こちらはデンマークの有名照明メーカー、ルイス・ポールセン社の商品。ライトを変えると、お部屋のイメージを大きく変化させられる。( 【PH3/2】 8万1,900円/louis poulsen ルイス・ポールセン)

デザイン性にこだわったペンダントライト。柔らかい光で部屋を演出できる。
こちらはデンマークの有名照明メーカー、ルイス・ポールセン社の商品。ライトを変えると、
お部屋のイメージを大きく変化させられる。( 【PH3/2】 8万1,900円/louis poulsen ルイス・ポールセン)

北欧の家具やインテリアには、その歴史と文化に基づいた人々の知恵や工夫が凝らされている。お手頃な雑貨も魅力的だけど、本格的な北欧デザインの雑貨を少しだけ取り入れてみると、部屋がよりスタイリッシュに変身しそうだ。

(波多野友子+ノオト)

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