【完全網羅】同棲準備にかかるお金や時間、手順などを徹底解説!
目次
同棲準備にかかるお金
東京都内で人気の1LDKに同棲する場合、初期費用として100万円程度が必要になります。具体的に「賃貸の初期費用」「引越し」「家具・家電」「生活費」の4つについて紹介します。
賃貸契約の初期費用・・・約60万円前後
▼家賃10万円の時の初期費用(例)
初期費用の内訳 | 費用目安 |
---|---|
敷金・礼金(1ヶ月・1ヶ月) | 20万円 |
仲介手数料 | 11万円 |
前家賃 | 5万円 |
当月家賃 | 10万円 |
保証会社 | 5万円 |
火災保険料 | 2万円 |
鍵交換代 | 2万円 |
クリーニング代など | 4万円 |
合計 | 59万円 |
賃貸契約の初期費用は家賃の5~6ヶ月程度かかるのが一般的になります。家賃10万円のお部屋であれば約60万円前後が初期費用の目安になります。
敷金・礼金がゼロの物件もありますが、人気エリアや築年数が新しい物件ほど、敷金・礼金の割合が多くなる傾向にあります。
入居後の賃料が無料になる「フリーレント」がついている物件はお得な印象を受けますが、家賃が割高な場合もあるため、トータルの支払い額で検討するのが良いでしょう。
また閑散期(5月~8月)や動きの少ない時期(10月、11月)は、割安な条件で入居できる可能性が高まります。一方で検討できる物件数が少ないというデメリットがあります。
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引越しにかかる費用・・・約10万円前後
引越しにかかる費用は、約10万円前後が目安になります。引越し料金は、「時期、量、プラン、距離、時間帯」などによって変動するのが一般的です。単身者の引越し相場は4~5万円程度なので、ふたり分の引越し費用は10万円程度になります。
引越し料金を安くするには繁忙期(1月~4月)を避け、時間指定を外し、荷物の量を減らすことが有効になります。重複している家具や家電があるようであれば、引越し前に処分しておくべきでしょう。
自治体の粗大ごみ回収も費用を抑えられますが、各種フリマアプリを利用するのもおすすめです。大型の家具の場合は、購入者が受け取りに来れる可能性が高い、地元に特化しているフリマアプリを利用するといいでしょう。
家具・家電にかかる費用・・・約30万円前後
家具 | 費用目安 |
---|---|
シングルベット(幅97cm) | 2~4万円 |
セミダブルベット(幅120cm) | 3~5万円 |
ダブルベット (幅140cm) | 4~6万円 |
寝具一式 | 5~8万円 |
ダイニングテーブルセット | 2~4万円 |
ソファー | 3~5万円 |
食器棚 | 3~4万円 |
テレビボード | 2万円 |
タンス | 4~5万円 |
カーテン | 2~3万円 |
合計 | 31~46万円 |
(※費用はおおよそです)
ベットはセミダブルを選ぶカップルも多くいますが、寝室が広ければシングルを2つ並べるのがおすすめです。セミダブルでふたりで寝れないことはありませんが、やはり狭いです。寝返りが打ちづらく、夏場の密着や、布団の大きさなど中途半端さを感じます。
ダブルベットは幅はありますが、ベットメイキングやレイアウト変更が難しいのがデメリットです。シングル2台は寝具もあわせると割高になりますが、ベットメイキングが楽でお互いに好きな寝具で寝ることができるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
また寝具は1つずつ購入するよりもセットの方がお得にそろえることができます。
家電 | 費用目安 |
---|---|
冷蔵庫 300L | 8~12万円 |
縦型洗濯機(乾燥なし) | 5~6万円 |
ドラム型洗濯機(乾燥あり) | 15~20万円 |
オーブンレンジ | 3~4万円 |
掃除機 | 2~4万円 |
炊飯器 | 1.5~2万円 |
テレビ | 5~6万円 |
エアコン | 5~8万円 |
照明器具 | 0.5~1万円 |
合計 | 45~65万円 |
(※費用はおおよそです)
家事で気になるのは冷蔵庫と洗濯機です。冷蔵庫の容量を一般的な目安から計算するとふたり分は310Lになります。ふたりであれば300L台の大きさを選んでおけば、食材や作り置き保存も十分でしょう。
洗濯機は縦型とドラム型がありますが、洗濯スペースがあれば価格が高くても、乾燥機能が付いているドラム型は家事の負担が少なく便利です。
また時短家電の掃除ロボットや調理家電などは、家事の負担が軽減できる家電として検討してみるのも良いでしょう。これらはレンタルもあるので購入する前に試してみるのも方法の1つです。
ふたりで始める生活は、新しいものでスタートしたいと思う気持ちは誰しもがあります。しかし、すべて新品のものをそろえるのは100万円ほどの高額になります。持ち込むものや、同棲後に購入するものを決めて、購入予算の上限を30万円などと決めておくのが良いでしょう。
毎月かかる生活費・・・約30万円前後
生活費 | 費用目安 |
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住居 | 10万円 |
食費 | 6~8万円 |
光熱費 | 2万円 |
日用品、雑費 | 2万円 |
通信費 | 2万円 |
趣味・娯楽費 | 2~4万円 |
衣類、生命保険料、交通費など | 2~4万円 |
合計 | 26~32万円 |
(※費用はおおよそです)
同棲をすると相手のお金の使い方と価値観がよくわかるものです。ストレスをためないためにも、「優先度の高いものは何か」を把握することが大切です。
たとえば「食材は国産にこだわりたい」という希望があれば、差額の金銭面の負担をしても優先するのかを確認することが大切になります。光熱費を負担している立場なら、電気や水道のムダ使いに目が行き、やはり気になるものです。一方で気にせず使用している方は、お金よりも、快適に過ごす方に価値を感じ、優先度を置いているとも考えられます。
お互いに一定額を出し合ってお金の管理をする生活は、公平でストレスがないように感じます。しかし相手の優先度を理解しておかないとイライラの原因として蓄積する可能性が高くなることを理解しておく必要があるでしょう。
同棲準備にかかる時間
同棲準備にかかる時間は2~3ヶ月程度です。物件選びには少なくとも1~2ヶ月程度の期間があった方が妥協をしなくて済むためです。物件選びの前の双方の親への挨拶も含めると2~3ヶ月程度の時間は必要になるでしょう。
空室で即入居できるお部屋であれば、申し込みから2週間程度で入居することができます。しかし家具や家電の購入、現在のお部屋の解約の申し入れなどが必要になるため、1ヶ月以内での入居は現実的ではありません。
長年お付き合いをしているカップルでも同棲を始めようとすると、少なからず相手との価値観の違いから思い通りに進まないことも発生するものです。時間がないことでのケンカや衝突をさけるためにも、同棲には2~3ヶ月ほどの余裕をもって準備を行いましょう。
充実した同棲生活を送るために抜かりなく準備をおこなおう
充実した同棲生活を送るために、準備で一番大事なことは『目的の共有』です。目的がしっかりと話し合われていれば、同棲準備で相手との意見の相違があったときにでも解決することができます。
同棲準備はふたりで生活をしていくための最初の練習のようなものです。事前にやることを把握し、相手の考えや優先度を確認しながら進めることでケンカや衝突は少なくなるでしょう。
ご両親への挨拶を済ませ、1つずつ抜かりなく準備をおこなうことが充実した同棲生活を送るためのポイントです。
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