『2006年版ザガットサーベイ大阪・神戸・京都のレストラン』が、4月6日(木)全国書店で一斉発売となりました。今回は、関西の食べ歩き好き2,045人がアンケートに参加、その結果を元に大阪・神戸・京都のレストラン1,292店を評価・紹介しています。

   今回のランキングでは、下記のような動向が見られました。顕著だったのは、懐石や割烹などの日本料理店や、その地域に文化として根付いているもつ料理などの店、また、瀬戸内海で獲れた魚介類や地元栽培の食材を積極的に使う店など、ブランド力よりも個々の文化や個性をしっかりと主張する店がランキング上位へ進出したことです。とくに、本書「What’s New 今年の動向」(P7)でも触れていますが、京都エリアでは、鳥料理やうなぎ料理も含め、日本料理の店が「Top 40 Food Ranking 料理のトップ40」(P242)の上位10位を独占しました(前回、10位内に入った日本料理の店は5店。それ以外はイタリア料理、フランス料理、ステーキの店などがランクインしました)。
   このことは、レストランユーザーをはじめ料理人たちが、現在いかに日本固有の料理やその文化に視線を注いでいるかを表していると同時に、フランスやアメリカ、果ては中国にまで見られる、世界規模での“和”ブームを証明する結果にもなりました。

   ランキング等に関する詳細は、ぜひ本書でもご確認ください。


●ランキングの主な動向
<大阪>
・前回料理部門1位のフレンチ「ナガオ・ヴンダバ」の閉店も影響して、日本料理の「本湖月」(道頓堀)がジャンプアップし1位を獲得しました。また、初登場のもつ料理店「あらた」(西中島南方)が2位に入るなど、これまで上位を独占していたフランス料理店を和食の店が凌いだ結果となりました。
・フランス料理部門では、西梅田の「ラ・ベ」と初評価の肥後橋の「ルールブルー」が僅差の争いを見せました。
・中国料理部門では、前回上位店のランク急落など異変多し。その隙を縫ってきたのは、豊中にある初評価の「採菜」でした。

<神戸>
・料理部門1位は、元町にある話題のフレンチ「ラ・ピエール・ジパング」が獲得しました。
・焼肉部門では、「満月」(花隅)も1位をキープしましたが、三宮の「鶴参」も同点1位に入りました。“肉の神戸”、健在です。
・ステーキ部門1位は、前回、ダントツの得点ながら票が足りずにランクインされなかった、北野の「あら皮」です。
・寿司部門では、地の素材をふんだんに活かした、新登場の実力店「植月」(湊川)がトップを奪いました。

<京都>
・料理部門1位は、「祗園丸山」から独立した日本料理店「建仁寺祗園丸山」(祗園)。2位には初登場の歴史ある鳥料理店「鳥ヤサ」(木屋町)。これまでトップ争いを演じていた日本料理店の数々は、今年も激しく争っているので、こちらも要注目です。
・イタリア料理では、前回トップの「クチーナ・イル・ヴィアーレ」に2点以上の差をつけて、下河原の「イル・ギオットーネ」が1位に! 同店は、お気に入りレストラン部門でも大差で1位を獲得しています。

以上、今回も大幅なランキングの変動が見られました。

   今回は、2,045人ものこだわりある外食好きの方々がアンケートに回答しました。その内訳は30歳代が39%と最大の回答者層になり、20歳代が22%、40歳代が20%という割合でした。前回の調査では20歳代が最大の回答者層だったことと比べると、より食の経験の多い方達の意見を豊富に取り入れることができたと言えます。そして、彼らの意見が、146店の初評価の店を含め、掲載した1,292店の評価やランキング、紹介文にどのような影響を与えたか、とても興味深いところです。
  また、『ザガットサーベイ』が注目するライトイン店(話題性に富み、料理のレベルも非常に高い要注目店です。アンケート調査は次版にて実施予定のため、Food・Decor・Serviceの得点表示は全て「-」。紹介文中にレストラン利用者のコメントもありません)も、実力店を厳選し56店を紹介しています。「Special Features 目的別索引」の「Additions 追加したレストラン」で検索できますので、ぜひチェックしてください。

   “食”にこだわりを持ち続ける人のための一冊、『2006年版ザガットサーベイ大阪・神戸・京都のレストラン』。書店にてぜひ購入いただき、より楽しい“食”の時間にお役立てください。

全国主要書店もしくはホームページから購入・注文ができます。