舞台女優の康さんが一人暮らしを始めたきっかけは、自宅から稽古場までの距離が遠かったことが最大の理由でした。2つの劇団に所属していて、週2、3日は稽古に励み、稽古のない日はアルバイトをして自活しています。舞台の公演中は10日間連続で舞台稽古が深夜遅くまで続くそうです。今の住まいに引っ越してからは移動時間が短縮され、時間を有効に使えるようになったということです。
一人暮らしを始めて1年が経つ今の住まいは、駅前の不動産屋を3軒ほど回って決めました。お部屋選びでこだわった点は、まず1階ではないことと、日当たりがよいことでした。セキュリティ面でも1階はとても物騒な気がしたからです。今の住まいはその条件を満たしていて、さらに部屋がシンプルであること、収納スペースが広いことなどが気に入っています。また入居する前に、錠前を丈夫なものに取り替えてくれたことも、安心して契約できた理由の1つでした。 そして、何より1階に大家さんが住んでいるという安心感が決め手になりました。一人暮らしの女性にとって、セキュリティ面では、近代的な設備よりも大家さんがすぐ近くにいることのほうが安全であるような気がします。また、電気や水道などでトラブルがあった場合でもすぐに対応してくれますし、不在時の宅急便も預かってくれるなど、いつでも心強い味方になってくれています。 アルバイトで帰りが深夜になることもしばしばですが、家の周辺が明るく人通りがあり、近くに24時間営業のコンビニがあることも、私にとって大きな魅力のひとつでした。大家さんと顔を合わせてにこやかに挨拶を交わすこともありますし、安心できる暮らしやすい環境にとても満足しています。
「舞台のことで頭がいっぱいになるので、部屋はできるだけシンプルがいいんです」と、康さんが心がけていることは、無駄のないシンプルな生活。自分に本当に必要なものしか置かないというポリシーが、部屋をシンプルで落ち着いた空間にしています。ベッド以外には大きな家具を置かないので、1Kというコンパクトな間取りでありながらも広く感じられます。 「演劇のためのレッスン料や芸術鑑賞のためにより多くのお金を費やしているので、小物や衣料品はあまり買わないようにしています。そうすると必然的にモノが増えることはないですね」と、笑って話す康さんは、一人暮らしを始めてからお金のやりくりがだいぶうまくなったそうです。 大きな舞台を夢みて、モノを足していくのではなく、あるモノを有効に活用し、シンプルで自由な暮らしを存分に愉しんでいます。
舞台女優として稽古とアルバイトを両立させている康さん。一人暮らしは自己管理が大変ですが、誰にも干渉されない自由さを満喫しています。シンプルな生活を心がけ、舞台公演に向けて稽古に全力を注いでいます。
大きな収納棚には、自分のお気に入りの小物をきちんと並べています。お金をかけずに空箱や100円ショップなどで売っているトレーをうまく活用しています。
火災時の延焼を防止するという、金網入りのガラス。3階であるため、防犯にもなるのでは?と考えました。日当たり抜群の大きな窓が気に入っています。
自分の部屋でも芝居の稽古は欠かせません。そのために音のいいステレオを引っ越してすぐに買いました。夢に向かって、日々頑張っています。
いいな、と思った部屋でも昼と夜だと周囲の感じが全く違う場合もあるので、自分の目で昼と夜、両方を確かめてみることが必要かと思います。あとは希望条件の優先順位を絞って考えることが大事ではないでしょうか。