ゆるキャラ単体では世界初！チンタイガーがギネス記録を樹立!!

CHINTAIのマスコットキャラクター「チンタイガー」。特技の物件情報収集を武器に日々の仕事をこなす彼だが、今日は「ちょっと話がある」とCINTAI情報局編集部に呼び出されていた……。

編集部（以下、編）：いやいや、忙しいところわざわざ来てもらって悪いね。

チンタイガー（以下、チ）：ガァ！（ぜんぜんだいじょうぶです！それよりどうしたのですか？）
※チンタイガーと仲良しの編集部は彼の心の声が分かるのだ！

編：君も今年でデビューしてから5年と8カ月だね。我々、編集部も君の人気を高めようと「大根おろしアート」で君を作ったり、「ホワイトデーイベント」を取材したりしているわけだが、いまいちブレイクしないなぁと思っているんだよね。

チ：ガァ！（いきなり、しんらつないけんです。きゅうにどうしたんですか……。）

編：だってさ、今は空前のゆるキャラブームでしょ？　ゆるキャラっていえば、なんでも話題になる時代じゃん？　グッズにもなって、バンバン売れているキャラクターもいるわけじゃん？　なのに、タイガーはその波に乗り切れていない感じがするんだよね。

チ：ガァ！（ぐぬぬ。そんなふうにおもっていたですか……。）

編：しかも、同業者の緑の丸いゆるキャラいるじゃん？　Twitterのフォロワー、10万超えてるんだよ？　それに比べて、君は5000人弱。その差は歴然だよね？

チ：ガァ！（なきそうになってきたです……。）

編：我々も君を諦めたわけじゃない。どうにかチンタイガーの人気を高めようと思い、ある秘策を思いついたんだ。

チ：ガァ！（ほんとですか!?　ぜひ、おしえてくださいです！）

編：ずばり、ギネス記録の更新だ。昨年の11月に開催された「ゆるキャラさみっとin羽生」で、全国のゆるキャラがひげダンスを踊って、ギネス世界記録を達成したんだが、ゆるキャラ単体でギネス記録を持っているキャラクターはいない！　ギネス記録を樹立すれば、日本はもちろん世界からも注目を浴びること間違いなしだ！

チ：ガァ！（おぉ～！　なるほどです！　けれど、そんなにかんたんにとれるものなんですか？）

編：問題ない。君でも簡単に更新できるギネス記録は調査済みだ。これで緑の丸いゆるキャラをぶっ倒そう!!

チ：ガァ！（おこられるですよ……。）

寝コローリング

両手を胴体につけた状態で、5メートル先のラインまで寝転ぶ。ラインにタッチしたら、またスタート地点まで戻ってきて、そのタイムを競うというシンプルなもの。両手を胴体から離したり、ラインをしっかりと超えていなかったりするとルール違反になるので、要注意だ。現在の世界記録は5.91秒。

チ：ガァ！（これならできそうです！）

編：じゃ、さっそくいくよ！　よーいスタート!!

「オラァァァアアアアァアァァ!!!!」

編：うわ！　早い！　胴体がデカイから、1回転分で人間の倍の距離を稼いでいる！　というか、君、そんなに早く動けたんだね！　これはマジでいけるかも！

編：ゴール！　タイムは……5.10秒!!　ギネス更新だーーー!!!

チ：ガァ！（ッシャーコラァー！　いきなりやったですーー！　ギネス記録更新ですーーー!!）

編：まだまだ！　もう1個用意しているから、挑戦してみよう。

5分間で付箋を何枚貼れるか

1人の体に5分間で何枚付箋を貼れるかという、これまたシンプルなもの。今年の2月、テレビ番組「大！天才てれびくん」（NHK Eテレ）内で、前回の記録454枚を大幅に超える674枚で記録更新となった。

編：人間より圧倒的に体が大きいからこれも有利だよ！　じゃ、貼っていくからね！

チ：ガァ！（おねがいしますです！）

チ：ガァ！（ん～ムズムズしてくすぐったいです～）

編：我慢我慢。じっとしていないと付箋が剥がれちゃうからね。

～5分後～

編：記録は……717枚!!　またもや記録達成だーーー！　毛がフサフサして、貼りにくかったけど、やっぱり体の大きさが功を奏したね！

チ：ガァ！（ビジュアルてきにだいじょぶですかね？　けど、ギネスってあんがい、かんたんかもです！）

授賞式

編：いや～半分冗談で言ったけど、まさか本当に達成できるとは思っていなかったよ。がんばったね！　チンタイガー！

チ：ガァ！（ありがとうです！　これもみなさんのおかげです！　これでにんきものになれるです？）

編：もちろんだよ！　では、ギネスの贈呈式に移ろうか！　はい、これ。

チ：ガァ！（ん？　これはなんです？）

編：なにってギネスだよ？　現在、世界150カ国以上で飲むことができ、50カ国以上で醸造されているスタウトビールの定番「ギネスビール」。ちなみに、ギネスビール社の社長だったヒュー・ビーバー卿が、「狩りの獲物だった鳥のうち世界一早く飛ぶ鳥はなにか」という話で仲間と議論になり、これがきっかけでギネスブックが出版されたんだ。