米、とうもろこし、かぼちゃまで!? ベランダ菜園入門

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食の安全性に対する関心の高まりとともに、じわじわと注目されている「ベランダ菜園」。畑に出かけることなく、自宅、それも身近なベランダで手軽に始められるのが人気の秘密だ。

上記は夏野菜の栽培風景。ナスやピーマン、とうもろこしが育っている。画像提供/Q-GARDEN

上記は夏野菜の栽培風景。ナスやピーマン、とうもろこしが育っている。画像提供/Q-GARDEN

インターネットで調べてみると、ベランダで米を栽培している人を発見。日本人の主食じゃないですか。そこまでできることに驚きだが、ベランダではどんな作物を育てられるのだろう? オーガニックガーデニングを手掛けるQ-GARDENの小島理恵さん、教えてください!

「基本的には、プランターと培養土、じょうろ、種もしくは苗があれば、大概のものは作ることができます。意外性のあるものでいえば、とうもろこしやかぼちゃ、落花生なども栽培可能ですよ。大根やごぼうのように長くなるもの以外であれば、大体OKです」

そこまで幅広いとは……! とはいえ、ツルが絡んだりして場所をとる野菜や、病気に弱い種類は初心者にはハードルが高いとのこと。最初はミニトマトなど、病気になりにくく、放っておいても育ってくれる野菜から始めるのが良さそうだ。

ハツカダイコンは小ぶりで小さめのプランター育てられるため、初心者にも◎。これからの季節でも始められる。画像提供/Q-GARDEN

ハツカダイコンは小ぶりで小さめのプランター育てられるため、初心者にも◎。これからの季節でも始められる。画像提供/Q-GARDEN

また、秋から始めるのであれば、小松菜や水菜など、葉もの野菜、玉ねぎ、いちごがオススメだ。中でも小松菜や水菜は一年中作り始めることができ、約2カ月で収穫可能。玉ねぎは約半年、いちごは来年の春以降に、採れたてを味わうことができる。

ところで、賃貸物件でベランダ菜園を始める場合、注意すべきことは?

「ベランダは共用部分で避難経路ともなるため、壁やはしごなどの使用を妨げるような配置はNGです。また、荷重制限があることも多いので、ベランダに置けるものは何キロまでなら平気か、管理規約を必ず確認しておきましょう」

ちなみに、冒頭で触れた米は6月くらいに種植えをして、まさに今の時期が収穫時。米は来年から取り組むとして……今から始められる野菜も多くあるので、新鮮な野菜作りに励んでみる?

(南澤悠佳/ノオト)

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