今あなたが住んでいる、またはこれから住みたいと考えている「札幌市」。内陸都市では日本最大級の180万人を超える人口規模を誇る、北海道の政治・経済の中心都市です。1972年の札幌冬季オリンピックを機に、世界的な観光都市としても有名となった札幌市には、北海道を代表する観光名所や注目スポットがたくさんあります。また、YOSAKOIソーラン祭りやさっぽろ雪まつりなどのイベントのほか、ジンギスカンやスープカレーなど食文化の発祥の地としても全国的に有名です。そんな魅力たっぷりの札幌市をCHINTAI編集部が独自の視点でご紹介するシリーズ企画です。第3回目は全天候型多目的ドーム「札幌ドーム」をご紹介します。

【No.3】 羊ヶ丘にそびえる、銀色の夢「HIROBA」
札幌は以前より、雪の積もる極寒の冬期間をふまえて「ドーム型球場」の建設を切望していました。そこで、2002FIFAワールド杯に向けて新たにサッカースタジアムが必要となったことから建設構想をリンクさせ、サッカー・野球兼用(札幌ドーム最大の特徴)の全天候型多目的ドームの建設を決めたのでした。10点余りの設計案から、サッカーグラウンドをのせたステージを空気圧で浮かせてドーム内に出し入れする「ホヴァリング・ステージ」方式を採用し、2001年に総工費約422億円をかけ完成。約31haの敷地面積は日本一。「ガーデニング(庭造り)」をコンセプトに8000本もの樹木を植栽し、近未来的な建造物と自然との調和が考慮されています。
ドームの上には、全長60mの空中エスカレーターで結ばれた展望台が設けてあり、札幌市街をほぼ一望できます。ドーム開業からこれまでの歴史が詰まったメモリアルコーナーには、2002年ワールド杯のベッカム選手率いるイングランド代表チームが実際に使用した作戦ボード(そのままの状態で保存)など、レアで貴重なものが展示されているんですよ。また、野球のブルペンや選手更衣室といったドームの裏側をガイドが案内する見学ツアーもあるんです。
札幌では先日、2007ノルディックスキー世界選手権が日本で初めて開催されましたが、ドームがその会場の一つになりました。世界初の試みとなった、ドーム内に天然雪を搬入してのスキー距離競技のスタート・ゴール地点設置。これにより観客は天候や気温に関係なく観戦することが可能となったのでした。札幌の冬を熱くする一翼を担ったんですね。
昨年、日ハムが起こした奇跡の舞台となった札幌ドームは、その愛称に籠められた想いのごとく、今後もさらに多くの人々が集い、繰り広げられるドラマに酔いしれ、こころをあい通わせる場所、世界中の人達の夢と感動の「広場」となることでしょう。
札幌ドームで起きたミラクルな小話
札幌ドームで初めてプロ野球の試合が行われたのは、2001年6月26日。巨人対中日戦がオープニングゲームとなりました。札幌ドームではこれを記念して、プロ公式戦の「初球」と「札幌ドーム第一号ホームラン球」の2つのボールをメモリアルコーナーに展示することに決めたのでした。
試合は4万3千の超満員の中、いよいよプレーボール…ここで前代未聞の出来事が!!巨人の先発メイ投手が投じた記念すべき札幌ドームプロ野球公式戦の「第一球」目を中日の一番バッター福留選手が強振。打球はグングンのびて、な、なんとスタンドイン!!いわゆる、初回表先頭打者初球ホームラン。日本の他の球場ではおろか、世界でも類を見ない出来事が起こったのです。これによってドーム側の予定は急遽変更を余儀なくされ、展示されるボールは「1つ」になってしまったのでした。ミラクルって起きちゃうんですねぇ。
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